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『男はつらいよ/渥美 清』 [歌謡曲/70年代]

こんにちは。
新年早々に劇場で観た映画が「男はつらいよ」でした。
シリーズ第十五作「寅次郎相合い傘」(1975)。
尼崎は塚口、サンサン劇場の新春特別興行。
お正月映画と云えば寅さん。
シリーズ中の人気作の「相合い傘」。
歴代のマドンナの中でも登場回数の多かったのが、浅丘ルリ子さん扮する“リリー”。
リリー三部作の第二作。
意地っ張りで寂しがりやな似た者同士なリリーと寅さんの恋の行方。
そして二人と旅を共にする船越英二さん扮する中年男。
とらやの面々によるメロン騒動、リリーの歌手巡業に心を痛める寅さんによるお馴染みの“アリア”、そしてリリーと寅さんの相合い傘シーン。良いですねぇ。
大きなスクリーンで観るのは格別でありました。
そんな訳で「寅さん」のレコード。
「おい、都市色。相変わらずバカか?」
そんな声が聞こえてきそうなジャケット。
A面は説明不用な映画のテーマソングを収録したシングル。
「男はつらいよ」。
歌は勿論、渥美 清さん。
う〜ん、改めて良いですねぇ。こればっか。
イントロがまず、印象的ですよね。
パ〜っと華やいだお目出度いフレーズ。
派手に始まりますが、やがて悲しき旋律を帯びていきます。
アコーディオンが良い隠し味です。
♪私 生まれも育ちも葛飾柴又です
帝釈天でうぶ湯を使い
性は車 名は寅次郎
人呼んで フーテンの寅と発します
から始まる冒頭での仁義を切る名調子。
劇場版よりもテンポが遅く語られています。
これが主人公「車 寅次郎」の自己紹介ともなり、プログラムピクチャーの最長シリーズの導入部も兼ねます。
♪俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ
わかっちゃるんだ 妹よ
歌詞の内容は妹のさくらの結婚に言及しており、これはシリーズ第一作にリンクしています。
この曲を聴くコトにより何作目から映画を観始めても楽しめる訳です。
作品によっては
♪どうせおいらはヤクザな兄貴 わかっちゃいるんだ妹よ
いつかお前が喜ぶよう 偉い兄貴になりたくて
と言う歌詞で歌われるときもありますね。
妹を気遣いつつも、渡世人のしがない己の身を嘆く寅さんの言葉を、温かく哀愁を込めて包み込むメロディの素晴しさ。
何度聴いてもしみじみとします。
渥美 清さんの、いや車 寅次郎が実際の物語では直接告白出来ない本音が歌に語られています。
星野哲郎さんの素晴しい歌詞。
悲し過ぎない、どこか澄み渡る青空や晴れやかな夕焼けのようなポジティヴな響きを持つメロディとアレンジも魅力ですね。山本直純さんの「直純」その名の通りです。
寅さんの物語の設定年齢は30代後半だと思われ、今の僕に近いので改めてこの年齢になって観直すと独り身の風来坊の寅さんの寄る辺なさが一際、身にしみて来るのです。
ところで、
昨年、この曲のアンサーソングが生まれました。
「つらいのは男だけじゃないわよ」と、女性のやるせなさを非凡な表現力で歌い続ける21世紀を代表する歌姫との呼び声の高い二階堂和美さんによるその名も「女はつらいよ」。
名盤の誉れ高き最新アルバム「にじみ」に収録されています。
B面は「チンガラホケキョーの唄」。
こちらも劇中で何度か歌われています。
浅草の境内で遊ぶ我が子を迎えて手を繋いでかえる夕暮れを歌います。
口笛の響きがなんとも優しい、子守唄。
息子に語りかけるような愛情のこもった渥美さんの歌唱。
幼き日の甘い郷愁に咽びそうなこの曲もとても素敵です。
作詞は関沢新一さん、作曲が不詳、そして編曲は小杉仁三さん。
昔から歌い継がれているわらべ歌のようなものなのでしょうか。
「チンガラホケキョー」とは、ネットで調べましたが、ちんがら(もず)と、ほけきょ(うぐいす)の歌だということらしいです。
因みに僕が所有している盤は、渥美さんがお亡くなりになった1996年に復刻されたシングル盤です。
AB面の二曲に、同内容のカラオケも入った4曲入りのCDも付いていました。
「相合い傘」を観た後、レンタルDVDで「寅次郎夢枕」(1972)も観ました。
う〜ん、面白くてやがて悲しき名作。
マドンナ役の八千草 薫さんも最高です!!
そして思うのは「遥かなり昭和」。
昭和の風景が消えてなくなるほど、このシリーズの希少性は高まります。
もはや日本の文化遺産といって過言ではないでしょう。
また映画館で寅さんが観たいです。
『男はつらいよ』《CW-1026》〈作詞:星野哲郎/作曲・編曲:山本直純〉(03’18’’)【1970】
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『ASTRA/昆虫キッズ』 [邦楽ロック10年代]

こんばんは。
最近手に入れた新しいシングルを。
といっても昨年12月ですが、渋谷で買ったものです。。
豊田道倫&ザーメンズ、前野健太さん、どついたるねんのライヴを観に行く前にディスクユニオンで。
昨年夏のシングル「裸足の兵隊」に続くシングル、タイトルは「ASTRA」。
ウルトラマンレオの弟じゃないですよね。
今回もカッコいいアンサンブル。
のもとなつよさんの不意打ちのフシギなコーラスから、矢継ぎ早にスティールパンが鳴り出すと、
獣の雄叫びの様なトランペットが轟きます。
そしてビッグなドラムサウンドの絨毯攻撃によるアッパーでファンキーな演奏。
“哀しみの時代のネオディスコ”
巻くしたてて血湧き肉踊る言葉、疾走感溢れるメロディ。
無邪気なニューウェイヴ感に貫かれた曲ですね。
カップリングは「クレイマー、クレイマー」。
往年の名画でしょうか。
こちらは一転して激情のスローバラード。
凍てついた寒い夜から放たれる、
八分の六拍子の傷心の嘆き。
甘くせつないです。
ロマンチシズムを湛えたピアノの音色、
高橋 翔さんの蒼い熱唱、そしてこちらもトランペットが効果的に響きます。
英国の80年代初頭のロックを思い出させます。
昆虫キッズ、良いですね。
いつかライヴが観てみたいです。
ちなみにこのバンドのレコーディングをサポートしている澤部 渡さんによる「スカート」、新作「ストーリー」がリリースされましたね。
この作品からバンドスタイルにシフトしましたが今回もカッコ良いです。
昆虫キッズのドラマーの佐久間裕太さんもメンバーです。
今、東京ローカルのインディーズバンドが面白いですね。
ちなみディスクユニオンで今回のシングルを買ったら平賀さち枝さんのカレンダーを貰えました。
嬉しかったです。
『ASTRA』《TOMOE-003》〈作詞・作曲:高橋 翔/編曲:昆虫キッズ〉(02’51’’)
1/12/15
『しあわせの限界/串田アキラ』 [ソウル/70年代]

こんにちは。
昨年のリイシューCDで嬉しかったものの一つに串田アキラさんのファーストアルバム『爆発するソウル』があります。
シングルコレクションは幻の名盤解放歌集から出ていましたが(こちらは現在廃盤なので再発希望)、オリジナルファーストアルバムは初CD化です。
特撮/アニソン系シンガーとしての輝かしいキャリアも勿論ですが、
日本が誇るソウルシンガーの草分けと云って過言ではないでしょう。
僕と同世代の方はソウルフルな音楽へのファーストコンタクトが幼い頃にテレビから何気なく聴こえて来た「サファリパーク」のCMソングやアニソンからの串田さんのパワフルな歌声ではなかったかと思われます。
そんな訳で、彼のシングルを。
1970年の4月に発売されたセカンドシングル「しあわせの限界」。
ファーストシングルは両面とも洋楽のカヴァーでしたが、こちらはオリジナル。
晴れがましいホーンとストリングスが鳴り響き、足取りの軽やかな16ビートが脈打つサザンソウル風サウンドに、若さと堂々たる風格が漲る串田さんの歌声が何処までも響き渡ります。
度重なる悲しみに打ちひしがれようと希望を胸に前へ進もうとする応援歌。
幸せの限界を更新しようとするうた。
音楽評論家の湯浅 学氏もライナーで書かれている通り、串田さんの歌声には痛みがあります。
喜怒哀楽の表現豊かなヴォーカルの中に、痛みや悲しみを内包しているからこそ励ましの意思が込められた歌詞にズシンとくるリアリティを感じます。
リズム&ブルースが持つ生命力豊かなパワーを体現している彼の歌唱に惚れ惚れします。
地の底から元気が漲ってきそうです。
B面は「あやまち」。
哀愁に充ちた叙情的なミディアム系バラード。
ゆったりとした16ビートのリズムに揺られて胸を焦がす美しいメロディがシンフォニックに響きます。
愛することの喜びと悲しみを切々と歌い上げるスケールの大きな串田さんの歌唱が夕暮れどきの浜辺から水平線へ眩しいくらいに照りつけます。
潮の満ち引きのように繰り返される愛の終りを優しく力強く包み込む彼の歌声に僕は胸がいっぱいです。ハンカチのご用意を。
串田さんの歌は聴いたあとは爽やかな気持になります。
パワフルだけじゃなく、すがすがしいのです。
AB面ともアルバムに収録されており、作詞が片桐和子さん、作曲が佐和田容堂さん、そして編曲が山屋 清さんです。
三者による楽曲の素晴しさも特筆すべき。
アルバムもとても素晴しいです。
奇しくも本日封切りになる「海賊戦隊ゴーカイジャー」の劇場版最新作にはなんと宇宙刑事ギャバンも登場するのですが、と云うコトで勿論ギャバンのテーマソングを歌っていた串田さんが劇場版のテーマソングも担当しているそうです。
ギャバン、カッコいいですよね。
まさに宇宙刑事世代なり。
う〜ん、劇場で観たいなぁ。
♪男なんだろう ぐずぐずするなよ! ですよね。
急げ。
「ザボーガー」や「仮面ライダーフォーゼ」の映画を観たり、最近特撮づいている僕です。
また来週!
『しあわせの限界』《EP-1221》〈作詞:片桐和子/作曲:佐和田容堂/編曲:山屋 清〉(03’42’’)【1970】

串田アキラ 40周年記念 BEST~TVサイズ集+未収録新曲~
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2009/05/20
- メディア: CD
『CABIN ESSENCE / THE BEACH BOYS』 [BRIAN WILSON]

皆さん、明けましておめでとうございます…って遅いですね。
今年も本ブログを宜しくお願いします。
気がつけば、三週間近く更新していませんでした。
その間、色々あったような,無かったような。
まぁ、思うところがありまして、少し休んでいました。
しばらく放置しても埃が溜らないのがブログのいいトコロ。
埃は溜りませんでしたが、うさん臭い出所からのコメントを沢山頂戴しました。
さて、今年一発目のシングルはビーチボーイズです。
ロックファンにはお馴染みの幻のアルバム『SMiLE』が44年のときを経て、昨年遂に公式リリースされました。
「PET SOUNDS」(1966)に続く新作として、旺盛な創作意欲の絶頂にあった若きブライアン ウィルソンが作詞のパートナーに同じく新進気鋭の音楽家として売り出し中だったヴァン ダイク パークスを迎えてアルバム制作を開始するも、アルバムの内容を巡ってのバンドメンバーやレコード会社との軋轢、そしてブライアン自身のドラッグ禍により、アルバム制作は頓挫します。
その後、アルバム自体は封印されますが、収録曲は様々に形を変えながら後の彼らのアルバムに収録されたり、ブートレグとして非公式にファンの間で聴かれてきました。
1993年に出た彼らのCDボックス「GOOD VIBRATIONS BOX」には未完成ながら当時のセッション音源が初めて公式に収録され、不完全ですが個人的に初めての「SMiLE」 体験となりました。
さらに時代は進みますと、2004年に心身共に復調したブライアン ウィルソンがライヴバンドのメンバー達のサポートを受けて再レコーディングした、彼名義での「SMiLE」を発表してまさに世界を「アッ!」と云わせました。
来日ツアーではライヴでも見事アルバムを再現して魅せました。
そして現在に至ります。
つまり今回の「SMiLE」は三度目の正直。
CDボックス版、そしてブライアン版を経て、あらためてアルバムとして通して聴きますと、やはりある種の感慨が湧いてきます。若き日のイノセントなブライアンの歌声とクリエイティヴでエキサイティングなサウンドが色褪せるコトなく心に響きます。新しい世界の音が広がって1967年で時代が止っている気がします。カールもデニスも健在でした。
21世紀の音楽状況と比べると、コンセプトアルバムが成立しにくい世の中にあってますますこのアルバムの希少性が浮かび上がります。
そして現代よりも1960年代には音楽が文化の中でプライオリティが高かったと云うコト。
とはいえ、正式なタイトルが「SMiLE SESSIONS」である通りにこれも完璧ではありません。
空中分解したSMiLE遺跡とも云える当時の音源の断片を基に、2004年のブライアン版をリファレンスしながら21世紀のレコーディング技術で復元したレプリカなのです。
てな訳で、シングルの紹介を。
前回のスマイレージ(S/mileage)から「SMiLE」へ。
“スマイル”つながり。
笑うカドミウム電池には福来る。
ビーチボーイズの幻のアルバム「SMiLE」からの音源なのですが、英国のユニークな音楽雑誌「MOJO '60S」のオマケの7インチです。
今回出た「SMiLE SESSIONS」のコレクターズ ボックスにも7インチが付いて来ているようですが高くて変えませんでした。勿論内容は違います。
MOJO誌の付録とはいえ、ちゃんとキャピトルからライセンスを取った正規盤です。
まずはA面。
「CABIN ESSENCE」。
彼らのアルバム「20/20」に収録されていますが,元々は「SMiLE」セッションで生まれた作品。
“ドウィン ドウィン ドウィン…”という奇妙なコーラスに乗ってバンジョーの音色とノスタルジックなメロディが哀愁を漂よわせる「HOME ON THE RANGE」と目まぐるしく響き渡るグループのフシギなコーラスワークがサイケデリックな「WHO RAN THE IRON HORSE」。
そして「HAVE YOU SEEN THE GRAND COULEE DAM」という三拍子のメロディアスな曲の三部構成からなる小組曲でアメリカの開拓時代を綴ったヴァン ダイク パークスの歌詞が印象的。この歌詞の一部を巡ってマイク ラヴとヴァン ダイクが衝突、彼はセッションを降りてしまったそうです。
三章からなる「SMiLE」の第一章を締めくくる曲でもあります。
音源は「GOOD VIBRATIONS BOX」とほぼ同内容です。
一言で云えば、あんまりシングルのブログで取りあげにくい曲ですね…。
B面は「WONDERFUL」。
ハープシコードの演奏をバックにブライアンの美しいファルセットの歌唱とメロディラインが光る美しいバラード。そしてグループの穏やかなハーモニーが重なります。
「PET SOUNDS」のサウンドからの影響を感じさせます。
アルバムの中でも「CABIN ESSENCE」に続いて登場する曲で第二章の始まりとなる曲。
こちらも音源は「GOOD VIBRATIONS BOX」とほぼ同内容。
「SMiLE」セッションから派生した模造品「SMILEY SMILE」(1967)にも収録されていますがリードヴォーカルはカールでアレンジも異なります。
かように曰く付きなコメントばかりの楽曲ですが勿論内容は面白いです。
プログレッシヴロックが生まれる前のアルバムです。
今こそ自由な耳で広く聴かれるアルバムかも知れません。
“ビーチボーイズ”というイメージを忘れて。
そして、幻のアルバムをリリースしたという禊が済んだからなのか判りませんが、
遂にブライアンがマイ クラブ、アル ジャーディン、そしてブルース ジョンストンたちと再びTHE BEACH BOYSとして活動するニュースが伝わってきましたね。
勿論古巣のキャピトルレコードから。
「SMiLE」をリリースすることよりこちらのニュースの方がビックリだったりして。
みんな仲良くね。
来日して欲しいです。
ブライアンがビーチボーイズのメンバーとして来日するのは過去にありませんでしたから。
もうこうなったら「ADULT CHILD」もワーナーが没にしたブライアンの幻のセカンドアルバム「SWEET INSANITY」もリリースしちゃえ!!
『CABIN ESSENCE』《品番なし》〈Written by BRIAN WILSON & VAN DYKE PARKS〉(03’29’’)【2010】
『プリーズ ミニスカ ポストウーマン』 [ハロプロ]

ハイ、こんにちは。
何だかせわしなく今年もあと数日。
慌ただしい日々を送っています。
ブログも定期的に更新出来ないほど。
そんな訳で今年最後の記事になります。
取りあげますのはスマイレージ。
思えば今年彼女達のシングルを沢山紹介してきました。
今回の記事を入れると7枚のシングルを取りあげています。
そのうち今年出たシングルとしては5枚です。
モベキマスも入れると6枚。
二ヶ月に一枚のハイペースのリリース攻勢。
お疲れさま、ファンの方も。
さて、スマイレージにとっての今年はメンバーチェンジの話題を欠かす訳には行きません。
特に今年の後半はシングルリリース毎にメンバー構成が代わり、考えると実にドラマティックです。
この今年五枚目のシングルではサブメンバー4人が正規メンバーに昇格して初のシングルであり、そしてこれが一番重要なことなのですが、オリジナルメンバーであり、エースの前田憂佳さんの最後のシングルと云うこと。12月いっぱいでハロプロおよびスマイレージを卒業します。
う〜ん、残念過ぎて、何と云っていいのか。
その一言に尽きるのですが、それでは記事が終ってしまうので、そこは涙を飲んで閑話休題。
タイトルは「プリーズ ミニスカ ポストウーマン」。
ビートルズがお好きなつんく氏らしいネーミング。
言わずもがな「PLEASE MR. POSTMAN」に肖ってるのでしょう。
もっともカヴァー曲ですが。
オリジナルはモータウン出身のガールグループ、マーヴェレッツなので現代のガールグループであるスマイレージが歌うのはそのアンサーソングと考えても良いでしょう。
曲調は実にドリーミィでメルヘンティックでアッパーなチェンバーポップ。
ストリングスやチェンバロが軽やかに華やかに鳴り響きます。
♪恋をしてる 自覚症状
フリル好む 夢見る少女
という歌い始めが総てを語っている気がします。
初恋に踊るハートよ、意中の彼に届け!と可憐でお侠な恋の郵便配達少女たちは歌い踊ります。
打ち込みによるオーケストレーションがビートに乗ってコンパクトに奏でられます。
間奏のめくるめくチェンバロの音色がフレンチポップって感じで良いですね。
インディーズ時代の「あすはデートなのに、今すぐ声を聞きたい」を彷彿させますね。
新メンバーの四人にも歌割りが与えられ、フレッシュな歌声を披露しています。
少女達の恋は始まったばかり。
Aメロで「♪物語は始まる〜」と歌うのはかにょん。
そして、
楽曲の最後のフレーズ「♪物語は続く〜」を歌うのはゆうかりん。
「プリーズ ミニスカ〜」はスマイレージの新章の始まりであり、
スマイレージを卒業しても、ゆうかりんの人生は続いてゆくことを示唆してるようです。
別々の道を歩き出す彼女達の門出の歌と言えるかも知れません。
恋を経験して大人の女性になるってことで「post woman(次世代の女性)」とポストウーマン(女性郵便配達員)はかけているのかしらん。
そしてお馴染み、数種類リリースされたシングル別のカップリング紹介コーナー。
まずは初回盤A、B、Cには「こんにちは こんばんは」。
スマイレージのカップリングは名曲揃いなのですが、これも名曲です。
アイドルポップスファンのハートを鷲掴みのピースフルな胸弾むポップチューン。
こちらもチェンバロやストリングスが舞い踊ってます。
ピチカートの音色が印象的。
板垣祐介氏のアレンジ、ナイス!
もう、なんて可愛い曲を書くんでしょう、つんく氏は(倒置法)。
メンバー達の愛らしい歌声にもマッチしています。
あやちょとかにょんの“デビルスマイル”コンビは歌が上達しましたね。
デビール!(なんのこっちゃ)
めいめいの歌声はキュートですね。
タケちゃんのボーイッシュな歌声もいいし、
りなぷーはホンワカしてていいですね。
かななんの不安定なヴォーカルが活かされているのも面白い。
そしてそのあとに聴こえるゆうかりんのミラクルヴォイスがハートを射抜きます。
もう彼女のあたらし歌が聴けないなんて、淋しいです…。
続いて、初回盤Dには前回のシングル「タチアガール」のカップリングに登場した「スマイレージシングルズ 激萌えリミックス」に続く「スマイレージシングルズ 激ヤバリミックス」が収録されています。YASUSHI WATANABE氏によるリミックス。「ショートカット」「恋にBOOING ブー!」「タチアガール」がミックスされていて。なかなか楽しめます。
そして通常盤には、こちらもお馴染みなハロプロの過去の楽曲のカヴァーシリーズ。
この一連のカヴァーもなかなか良くて、シングルの楽しみでありますが,今回は後藤真希さんの「手を握って歩きたい」。
この曲も良いですよね。 グッドタイムなポップス。
明朗快活なこの曲なんかはごっちんよりもスマイレージの方がピッタリですね。
アレンジは大久保 薫氏。
「♪ありがとう 素敵な思い出
出会ったみんな ありがとう」
というフレーズで最後の「出会ったみんな ありがとう」を歌うのはゆうかりん。
切ないけど、こちらこそありがとう。
後藤真希さんも音楽活動を休止してしまったのですね。
今回のシングルの収録曲の「プリーズ ミニスカ ポストウーマン」「こんにちは こんばんは」そして「手を握って歩きたい」は明るくポップな曲調の楽しい内容で統一されていて、スマイレージらしさが十二分に発揮されていると思います。
若い、いや若すぎる10代半ばの彼女達には広く大きな未来が待ち構えていて、過去を振り向いている余裕は無いのだと思います。
スマイレージという器に収まりきれない可能性があるのかも知れません。
だって17才になったばかりなんだもの。
「♪私は今 生きている…」
シングルのリリース日の今日はゆうかりんの誕生日。
おめでとうございます。
そして、さようなら。
みなさん、良いお年を。
『プリーズ ミニスカ ポストウーマン(初回生産限定盤A)』《HKCN50196》〈作詞・作曲:つんく/編曲:大久保 薫〉(05'05'')【2011】

プリーズ ミニスカ ポストウーマン!(初回生産限定盤B:イベント参加券付)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: アップフロントワークス
- 発売日: 2011/12/28
- メディア: CD
![スマイレージコンサートツアー2011秋~逆襲の超ミニスカート~ [DVD] スマイレージコンサートツアー2011秋~逆襲の超ミニスカート~ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61Q1jp6PtRL._SL160_.jpg)
スマイレージコンサートツアー2011秋~逆襲の超ミニスカート~ [DVD]
- 出版社/メーカー: UP-FRONT WORKS(Hachama)(PC)(D)
- メディア: DVD

スマイレージ全シングル MUSIC VIDEO Blu-ray File 2011
- 出版社/メーカー: UP-FRONT WORKS(Hachama)(PC)(D)
- メディア: Blu-ray
『オーロラに隠れて/南波志帆』 [邦楽女性アイドル/00年代]

こんばんは。
チャーミングなクリスマスシングルを1枚。
南波志帆さんで「オーロラに隠れて」。
これは昨年の12月にリリースされて、紹介しそびれてしまいました。
彼女にとって今年はメジャーからの初のオリジナルアルバム「水色ジェネレーション」を発表、そしてライヴツアー遂行、と大躍進な一年でした。
そんなアルバムのラストを飾る「オーロラに隠れて」。
『星に願いを/奇妙礼太郎トラベルスウィング楽団』 [ジャズ]

こんにちは。
14日の深夜、ふたご座流星群の活動が観られたでしょうか?
僕は寝てしまいました。
そんな黄昏流星群な僕がご紹介するシングルはこちら、「星に願いを」。
奇妙礼太郎トラベルスウィング楽団です。
ポップなビッグバンドfrom関西。
『幽霊の気分で/坂本慎太郎』 [邦楽ロック10年代]

こんにちは。
違いのわかる男のロックンロールをもう一枚。
元 ゆらゆら帝国のフロントマン、坂本慎太郎さんのソロデヴューシングルを。
11月にリリースされたファーストアルバム「幻とのつきあい方」からの先行シングルは7インチ。
タイトルは「幽霊の気分で(IN A PHANTOM MOOD)」。
『ワイルドで行こう!!!/クレイジーケンバンド』 [CKB]

こんばんは。
《GIRL POP最前線》は一区切りしましたが、
11月23日リリースのシングルをもう一枚ご紹介しましょう。
ハイ、クレイジーケンバンドです。
聖子さんとは同じ所属レコード会社《UNIVERSAL SIGMA》です。
『特別な恋人/松田聖子』 [邦楽女性アイドル10年代]

こんばんは。
最近なにやら華やいだ感じの当ブログ、《GIRL POP最前線》もクライマックス。
特別編、松田聖子さんです。
言わずもがな、四半世紀以上も“永遠のアイドル”として君臨する女性。
その人気は衰えることを知りません。
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