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『ELECTRIC GUITARS 〔CD1&CD2〕 / PREFAB SPROUT』 [PREFAB SPROUT]

エレクトリックギター.jpg

こんばんは。
吉報が舞い込んできました。
http://www.mojo4music.com/blog/2008/09/prefab_sprout_in_new_album_sho_1.html

プリファブ スプラウトの待望の新作のリリース情報!!
本当に待望ですね。
ネッシーのように、キリンのように、ろくろ首のように、首を長くして待っていました。
来年の二月、お馴染みキッチンウェア レーベルから、タイトルは『LET'S CHENGE THE WORLD WITH MUSIC』。こんな世の中に生きる希望を見いだすような気分です。リリースされるまで死ねません。
という訳で今夜はプリファブスプラウト スペシャル。
どこがスペシャルかというと二枚のシングルを取り上げます。
牛丼なら特盛りサイズといった感じでしょうか。
プリファブ スプラウトとしては2001年の『GUNMAN AND OTHER STORIES』以来、8年ぶり、8枚目のオリジナル アルバム。パディ マクアルーンの2003年のソロアルバム『i trawl the MEGAHERTZ』から6年ぶりの新作になります。『i trawl the.....』はキッチンウェアからでは無かったので久しぶりの古巣復帰と云う感じでしょうか。その間にもパディによる弾き語りの新録を含めた名作2nd『STEVE McQUEEN』のDX盤が2007年にリリースされていますね。

さて、今回のシングルは6枚目のアルバム、名作『ANDROMEDA HEIGHTS』(1997)からの先行シングル、アルバムのオープニングを飾る『ELECTRIC GUITARS』です。
晩秋の夜更けに相応しいシングル。
このシングルはCD1とCD2の二種類ありまして、ジャケットのみならず、カップリング曲もそれぞれ異なります。さらにアルバム未収録。
海外のシングルってほとんど初回盤だけであとは再プレスがないのでコレクターズアイテム化してしまうのが常で。このシングルもなかなか見つけにくいです。
関係ないですけど女流作家の吉本ばななさんもプリファブのファンですよね。ご自身の著作に「アンドロメダハイツ」という名詞を含むモノがありますね。

まずはタイトル曲。
芳醇なアコースティックギターのアルペジオの調べのイントロから吸い込まれます。
ミディアムテンポの佳曲。
歌の内容はギターヒーロー、ロックスターへの憧れが歌われているのですが、この曲はそれほど激しいエレクトリックギターのソロは無くて、控えめです。アコースティックなおだやかなサウンドが印象的でこの天の邪鬼さがパディ マクアルーンらしいと云えばらしいですね。
パディ氏の歌にはロックンロールスターや伝説のヒーローへの憧れを歌った内容が少なくありません。「KING OF ROCK&ROLL」や「JESSE JAMES SYMPHONY」にはそれぞれエルヴィスプレスリー、ジェームズ ディーンを暗喩した感じがしますし、西部劇のヒーローへの憧憬溢れる『COW BOY DREAMS』などもあります。
でもパディ氏のライヴ活動への消極的な姿勢や半隠遁的な音楽生活を知る限りスターへの憧れはあくまで憧れの域を出ていないことが判ります。憧れは興味とも言い換えられそうです。



続いては二枚のシングルのカップリング作品について。
このカップリング曲がまた素晴しいのです。
シングルはアルバムのアウトテイク、没テイクという概念を覆すクオリティ。
どうしてこんな良い曲が売り切りったらおしまいの一部のファン向けのシングルのB面扱いなのか全く理解出来ません。
はっきり言って名曲です。

まずはCD1から。
『DRAGONS』と『THE END OF THE AFFAIR』が収録されています。
前者はアコギ一本の弾き語りで情熱的で悲しげなマイナー調のメロディの小曲。
XTCの隠れた名曲『DEAR GOD』に通じる雰囲気が。
後者は打って変わって開放的な輝きに充ちたメロディが印象的な作品。
眩いイントロから徐々にサウンドが軽快に展開していきます。
この曲も僕にはヒット間違い無しって感じなのです。
こんなポップな曲がパディには未発表なまま、まだいっぱいあるんでしょうね。
パディの周りにはもっと商売上手な人間がいても良いともいます。
ちょっとプロモーションに対して消極的なんじゃないでしょうか?
もっともっと一般の音楽ファンに知られても良いのに。
レコード会社ももっと彼らのレコーディングに資本を投下して良いはず!!!
僕が重役だったら必ずそうします!
パディ マクアルーンと云う人はとっても控えめな方ですよね。
自分の才能に謙虚し過ぎる程です。

続いてCD2。
こちらには『GIRL I'M HERE』と『NEVER TRUST THE SPELL』が。
前者はうっとりしてしまう程流麗なロマンティックなラヴソングです。
歌詞の内容は判りませんが多分ラヴソングでしょう。
ポール マッカートニーに負けないくらいメロディアスです。
耳から溶けてしまいそうな程。
嗚呼......。
後者は実にユニークな遊び心溢れるサウンドが広がっていきます。7分に及ぶ作品です。
こちらもロマンティックさにおいては引けを取りません。
何と云うかディズニー映画みたいな、ミュージカル風な華やいだ音楽です。
タイトルからしてマジカルですよね。「その綴りを信じないで」なんて。
『N.E.V.E.R T.R.U.S.T T.H.E S.P.E.L.L』 とスペルを読んでいくくだりが堪りません。
パディがミュージカルで音楽を担当したらさぞ素敵でしょうね。

カップリングとして紹介したこれらは実に最高なのですが、一点だけ難点があるとすれば、これらの曲がデモ音源のといえるようなアレンジと云うコトだけ。
「アンドロメダハイツ」や「ヨルダン」での研ぎ澄まされたサウンドとは違い比較的簡素なシンセサイザーで構築された音像です。勿論それを差し引いてもあまりある内容のクオリティです。
デモと云う理由ならシングルのみの収録と云うのも頷けます。

ちなみに「ANDROMEDA...」をリリース時、「ELECTRIC GUITARS」の他にもう一枚『PRISONER OF THE PAST』という曲もシングルを切ってますが、そちらも二種類シングルがありまして同じくそれぞれアルバム未収録曲が含まれています。まさにコレクター泣かせのプリファブスプラウト!!

将来的にこれらの作品が正式なアレンジを通じて多くの聴衆の耳に届くことを願って止みません。
それがダメならアルバム未収録作品集、レアトラック集のリリースを!

『ELECTRIC GUITARS』《SKCD71&72》〈Witten by Paddy McAloon〉(3'42'')【1997】

Andromeda Heights

Andromeda Heights

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony International
  • 発売日: 1998/06/30
  • メディア: CD



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コメント 3

うっち

「アンドロメダ・ハイツ」大好きです!
発売当時いつも聴いてました♪
新譜発売は待ち遠しいですね!
by うっち (2008-11-26 20:56) 

都市色

>うっちさん、こんばんは。
コメント&NICEありがとうございます!
「アンドロメダハイツ」から10年以上も過ぎたのですね。今聴いても新しいです。
大滝さんにまけないくらい寡作のパディマクアルーン。
新作が漸く聴けるのです!
嬉しいですね!
by 都市色 (2008-11-27 00:57) 

都市色

>milkwoodさん、はじめまして。
niceありがとうございます!!
by 都市色 (2009-01-16 18:52) 

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