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『あなたのそばで/奥菜 恵』 [邦楽女性アイドル/90年代]

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こんばんは。
〝俺ラグ〟の愛称でお馴染み、
〝俺のラグジュアリー歌謡〟特集、続いています。

小川範子さんに続きまして、歌う女優さんのシングルを。
奥菜 恵さんです。
ガイドブックでは彼女の楽曲は取り上げられていませんでしたが、
様々な女優さんの楽曲も多く紹介されています。

大学時代、結構好きだったんですね、奥菜さん。
岩井俊二監督の名作テレビドラマ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』にも出演していました。

奥菜さんの1996年にリリースされた3rdシングル『あなたのそばで』。
リアルタイムで買いました。
スウィートソウル歌謡の名作。
’70年代の甘茶なスウィートソウルど真ん中。
こんな大人っぽい曲を当時17歳のアイドルに歌わせてしまってどうしましょう。
女流シンガーソングライター具島直子さんのペンによる楽曲です。
アレンジは山川“Thom Bell”恵津子女史。
ゆるやかなミディアムテンポのメロウグルーヴに揺られながら、
甘くやるせないメロディがじっくりと展開します。
エレキシタールではなく、チェンバロの響きがラグジュアリー。
しなやかに舞うストリングス風のシンセ。
スタイリスティックス、デルフォニックスに代表される’70年代のフィラデルフィア・ソウル風なアレンジ。
この手のサウンドはお手の物ですね。
恋に落ちた女性の胸のときめきを綴った歌詞。
歌詞と言う台本をじっくり読み込んで、言葉を噛み締めるように丁寧に歌う奥菜さん。
可憐で清らかな歌声が耳元で、チョコレートのように滑らかに溶けて行きます。



この曲を知ったのは確か、当時深夜の音楽番組かなんかで奥菜さんがこの曲を歌っていたのを観たのがきっかけで、気に入ってすぐに買いに行きました。
ちょうど、この曲がグリコのチョコレートのCMでも使われていて、奥菜さん自身も出演していたと記憶してます。
CMの中で彼女がこの曲を口ずさんでいたような・・・・。
この曲を作詞・作曲された具島直子さんは’90年代から活動している女性SSWで’70年代のAOR~ソウル系のサウンドに影響を受けていて、とても才能のあるミュージシャンです。
古内東子さんに通じるセンスです。
具島さんは、奥菜さんのシングルの翌年に『まどろみ』というタイトルで2ndアルバム『Quet Emotion』の中でセルフカヴァーしています。
奥菜さんのはフィリーソウル風でしたが、具島版のアレンジはもっと簡素で地味なアレンジで、ジャズっぽいです。こちらも聴き応えのあるサウンド。

カップリングは『夕日(シングル・バージョン)』。
アコースティックのミディアムバラード。
夕間暮れの優しい情景と恋人への慕情が目に浮かぶような叙情的なメロディと歌。
作詞は奥菜さんが手掛けています。
素朴でまっすぐな言葉と歌声が良いです。
作曲・編曲は岩本正樹さん。
この曲には“HIDETO KANOH(GUITAR)”と謝辞のクレジットが明記されているのですが、
あの元“外道”の加納秀人さんなのでしょうか。
アコースティックギターの繊細な演奏が素晴らしいです。
アルバムバージョンも岩本さんが手掛けていて、2ndアルバム『illusion』に収められています。

奥菜さんの作品には山川さんと岩本さんのお二人がアレンジャーとして多く関わっていました。

山川さんといえば、鳴海 寛さんと組んでいた“東北新幹線”のアルバム、やっと買いました。
数年前にCD化されたのは知っていたにも関わらず、ズルズルと買い逃していましたが、ガイドブックでの山川さんのインタビューを読んで、買わねば!と決意を新たにしてゲットしました。
素晴らしかったです。ホント、幻の名盤に相応しいクオリティでした。
鳴海さんの才能も凄いですし、山川さんも才気走ってます。
国内の一流凄腕ミュージシャンを操りまくり。
もう二人はフェイゲン&ベッカーに匹敵するスタジオワーク。
80年代初頭、日本のポップミュージックの黄金時代の輝きが封じ込められた一枚です。

あなたのそばで』《CODA-1016》〈作詞・作曲:具島直子/編曲:山川恵津子〉(04'51'')【1996】


Stairs~The Best Songs

Stairs~The Best Songs

  • アーティスト: 奥菜恵,秋元薫,夏野芹子,上田知華,真名杏樹,国分友里恵,R・K,具島直子,宇都美慶子,五十嵐充,岩本正樹
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1998/09/01
  • メディア: CD



THRU TRAFFIC

THRU TRAFFIC

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: マスクラット・レコード
  • 発売日: 2007/10/17
  • メディア: CD



ラグジュアリー歌謡: (((80s)))パーラー気分で楽しむ邦楽音盤ガイド538

ラグジュアリー歌謡: (((80s)))パーラー気分で楽しむ邦楽音盤ガイド538

  • 作者: 藤井 陽一
  • 出版社/メーカー: DU BOOKS
  • 発売日: 2013/02/15
  • メディア: 単行本



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コメント 2

いとぞう

同じく奥菜恵さん結構好きでした。写真集を買ったこともあったなぁ。
都市色さんから最初にいただいたガールポップ集に入ってましたね、この曲。派手さはないけど、しっとりとした名曲ですね。女優さんのイメージ強いし、歌を出してたことを知らない人もいるでしょうけど、もっと歌に専念してたら、きっと良いシンガーになってたと思います。
by いとぞう (2013-04-12 23:19) 

都市色

>いとぞうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
いとぞうさんもファンでしたか。
僕も写真集持ってました。
正統派美少女に相応しい歌ですね。

by 都市色 (2013-04-14 13:03) 

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