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『元気を出して/竹内まりや』 [竹内まりや]

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ども、こんばんは。
竹内まりやさんのシングルを取り上げましょう。
元気を出して』。
失恋励ましソングの日本代表。

1987年の8月に発表された、まりやさんのレコード移籍後二枚目のアルバム『リクエスト』の収録曲。
今年で30周年。
彼女のこれまでのアルバムで一番好きなのがコレです。
同年にシングルカットされた『夢の続き』のB面にも収録されていましたが、翌年にA面扱いで再シングルカット。B面は異なります。

『リクエストは』初めてリアルタイムで買った彼女のアルバムでもあります。
そのとき買ったのはゴールドCDでした。
もう何度聴いたか知れません。
まりやさんが子育てで忙しかった時期、自己の音楽活動のペースを落として主に女性アイドルへ楽曲提供をされていたのですが、それらの作品のセルフカヴァー集+αの趣きが『リクエスト』でした。

ソングライターとしてのまりやさんの才能は言うに及ばず。
達郎さんのアレンジの素晴らしさにも舌を巻きます。
楽曲の鮮度を保持する為、楽曲の魅力を引き出すために編曲のチカラは欠かせません。
プロデューサー、山下達郎の面目躍如。

仲の良い友人の側で優しく語りかける様なポップソング。
親しみ深いまりやさんの陽性の唄声がさらに身近に感じます。
アコースティック編成での温もりのあるアンサンブルも効果的。
青山 純&伊藤広規の名リズムに佐藤 博さんのピアノと浜口茂外也さんのパーカッション。
優しさのある演奏。
特に達郎さんは佐藤 博さんのプレイの素晴らしさを過去のライナーやインタビューで語られていました。
手数の少ない音ながら楽曲の良さを十分に引き出されている、というような趣旨のコメントでした。
引き算の美学というのでしょうか。
達郎さんの得意とするコーラスワークの見事さもありますね。

終盤、転調後のアカペラのコーラスではこの曲のオリジナルの歌手・薬師丸ひろ子さんが参加して、まりやさん、達郎さんとの3人でラララのコーラス。
それぞれ微妙に異なったフレーズを歌っており、その絶妙なハーモニーを繰り広げます。
いつもこの場面で涙腺が緩みそうになります。
聴き始めた10代の頃は泣けてきました。
薬師丸さんのソプラノの稀有な清らかさを確認しました。格調があります。
まりやさんバージョンの『元気を出して』のハイライト。ビックリドッキリメカ、ちがうか。
歌詞のメッセージだけではなく演奏やコーラスの素晴らしさにも“元気”が出ます。
ポップソングは決して時代や世界を変える力は無いけれど、人の気持ちを和らげたり、前向きにさせるパワーはあります。

やはりこういう曲はアナログ盤に針を下ろして聴きたくなります。
発売は1988年なので同時にCDシングルも出ています。
アナログ盤の方はレコード時代の晩年なのでそれほど出回っていないでしょう。

B面は『OH NO, OH YES !
『リクエスト』も収録されてるザ・不倫ソングです。
最近は、ますます猫も杓子も芸能人も政治家も不倫が熱いですね。
芸能人や政治家は不倫してナンボ。
家庭を省みるなんてヤボ。
歯切れの悪い虚しいウソ。
ドンドンやって下さい。
勝手にしやがれ。

それはそれとして、
歌の方は飽くまでフィクションですので、どこかロマンチックでセンチメンタルな香りを漂わせています。まりやさんの淑やかで切ないメロディ。
達郎さんがお得意の80年代のR&Bテイストが感じられるサウンドが楽曲の世界観にハマってます。
兎に角『リクエスト』は『ヴァラエティ』に勝るとも劣らぬ編曲職人(アルチザン)達郎さんの仕事の凄さも感じない訳には行きません。
都会の夜の静寂に巣食う空虚さを埋める淋しい大人同士のモノローグ。


前作の『ヴァラエティ』は30周年記念盤が出ましたが、
『リクエスト』はどうでしょうか。
来年はまりやさんのデヴュー40周年なのでなんらかのアニヴァ―サリーな計画があると思われますが。

最後に、
このシングルをブログへ熱心にコメントを下さる、
友人のいとぞうさんへ捧げます。

元気を出してね。

『元気を出して』《MOON-770》〈作詞・作曲:竹内まりや/編曲:山下達郎〉(04’40’’)【1988】


REQUEST

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  • アーティスト: 竹内まりや
  • 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
  • 発売日: 1999/06/02
  • メディア: CD



Expressions (通常盤)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: CD



Impressions

Impressions

  • アーティスト: 竹内まりや,山下達郎
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1999/06/02
  • メディア: CD



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コメント 2

いとぞう

今の僕にピッタリな選曲、本当にありがとうございます!感謝です。
僕も竹内まりやさんのアルバムで初めて買ったのは「リクエスト」でした。当時、異例のロングヒットで売れ続けていたアルバムでしたよね。この曲は必要以上に”泣き”のメロディでもなく、元気をやたら煽るでもなく、優しく語りかけてくれるようなところが素敵です。薬師丸ひろ子さんのコーラスも素晴らしいですよね。
元気出して頑張ります!
by いとぞう (2017-09-11 08:48) 

都市色

>いとぞうさん、こんばんは。
今回もコメントありがとうございます。
気持ちが届いて嬉しいです。
いとぞうさんも『リクエスト』で初めてまりやさんのアルバムと出会ったのですね。
聴けば聴くほど味わいの出る曲ですよね。
まりやさんはセルフカバーするときに提供した歌手をゲストに迎えることが多いのですが、良い雰囲気も伝わって来ますね。

by 都市色 (2017-09-13 01:43) 

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