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『Guilty/鈴木雅之』 [邦楽ロック/80年代]

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ども、おハローございます。

またしても達郎さんのライヴネタで棚からひとつまみ。
マッチの次はマーチンこと、鈴木雅之さんのシングル。

今回のツアーのセットリストは達郎さんの“キャラじゃない”楽曲を、ということで、
マッチの『ハイティーンブギ』同様にマーチンへ提供した楽曲のセルフカヴァーを披露。

1988年に発表された彼のアルバム『Radio Days』。
この作品では達郎さんは3曲をプロデュース。
マーチンと達郎さんとはアマチュアのシャネルズ時代からの交流があったそうです。
70年代中期、マーチンがレコードバーゲンでドゥーワップのコーナーをサクサクやっていたら、隣でゴム引き軍手をはめた男が猛烈なスピードでガンガンレコードを抜いていました。
その男こそが達郎さんなのでした。
ゴム手でレコードを掘る男伝説。
その後、大滝さんのナイアガラでのアルバム『レッツ・オンド・アゲン』(1978)の『禁煙音頭』でリードヴォーカルを担当したのがアマチュア時代のマーチン〈“竜ヶ崎宇童”名義で〉、その曲の途中で、『煙が目に沁みる』を歌いながら咽ている男が達郎さんでした。黒人音楽の同好の士でもあります。
その音源の十年後、鈴木雅之としてのソロ二作目を満を持してプロデュース。

達郎さんによるレコーディングは難産だったそうで、
マーチンに合った楽曲が思うように出来なかったんだそうです。
達郎さんの歌手・マーチンへのこだわり、思い入れも深かったんだと考えられます。
そして『ポケットミュージック』からのデジタルレコーディングとの格闘は依然として続いており、
理想とする楽曲と音質を目指しながらも3曲が出来上がったときにレコード会社から「待った」がかかります。
“違う、そうじゃない”ぞと。

レコーディングを開始してから3か月が経っており、そしてレコーディングにかかる経費も相当だったと云います。予定より長引くレコーディングに会社は達郎さんを呼んでレコーディング継続へのストップを告げます。
マーチンが当時所属していたのはエピック・ソニー。
当時の業界の先端を走るレコード会社の運営側としては効率の良いリリースタームで作品を出したい訳で、そこがどんなにお金や時間をかかっても良いモノが出来れば良いではないかという達郎さんと意見が衝突します。
大滝さんや達郎さんはご自身のレーベルを立ち上げて、じっくり時間をかけてレコードを作ります。
でもそうじゃないレコード会社の方が多い訳で。
なかなか難しい問題ですね。

紆余曲折はありますが、そのときの3曲はじっくり作られただけあって品質は折り紙つき。
名曲揃い。
その証拠にマーチンの最初のベストアルバム『MARTINI』には選ばれた14曲の中に達郎さんプロデュース3曲が収録されています。
そんなこんなで達郎さんのプロデュースで出来上がった3曲のうちの一曲が今回ご紹介する『Guilty』であります。アルバムからのシングルカット。

作詞はまりやさん、無論作曲編曲は達郎さん。
不倫を題材にしたまりやさんによる歌詞とコンテンポラリーなサザンソウル。
ブルーステイストが彩るいぶし銀のサウンド。
ミディアムテンポの16ビートのうなり。
イントロのドドドドッと迫力のあるドラミングは勿論青山 純さん。
ベースは伊藤広規さん、キーボードは難波弘之さんと達郎さん。
間奏のギターソロは大村憲司さん、
ギターの泣きが凄い名演です。
未成年お断り、苦味に満ちたアダルトな世界にむせ返ります。

マーチンに合わせた曲だけあって、まさにR&Bの漆黒の世界が展開されます。
男のやるせなさがセクシーな歌声に滲み出て。
今年のツアーで披露された達郎んが歌う『Guilty』もキャラじゃないとはいえ、力強い歌で素晴らしかったです。

残りの2曲、『おやすみロージー』は達郎さんのライブアルバムやベスト盤に、
『Misty Mauve』はレアリティーズにセルフカヴァーが収められています。

B面は『For Your Love』。
こちらもアルバムに収録されています。
プロデュースは佐藤 博さん。
おそらくお住まいのロサンゼルスでオケは録音されて、
ヴォーカルの録りは日本で行われたのだと思います。
こちらもR&Bテイストのファンキーなラブソング。
EPOさんとのデュエット曲。

達郎さんのプロデュースは3曲のみですが、アルバム『Radio Days』全体もとてもいいアルバムです。
当初はアルバム片面を達郎さんが手掛ける予定だったそうですが、
佐藤 博さん以外にも松尾清憲さんや安部恭弘さんが楽曲を担当していて、良い曲が多いです。

ちなみに昨日、9月22日はマーチンのバースデイでした。
おめでとうございます!!

『Guilty』《07・5H-3043》〈作詞:竹内まりや/作曲・編曲:山下達郎〉(04’39’’)【1988】




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