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『1ダースの言い訳/稲垣潤一』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは。
毎日遅くまで残業続きでレイトの映画もライヴも観られず、世界のニュースは残酷な事ばかり。
その憂さをブログで解消しています。

まぁ、それはそうと、今夜も1986年へタイムスリップ。
思い出のレコードに針を下ろします。

記憶は45回転。

さぁ、今夜はガッキーだぜ。
そう、稲垣潤一さんにズームイン!

前回のチェッカーズと同じ、2月21日リリースの10枚目のシングル。
1ダースの言い訳』と『April』の両A面扱い。
強力なダブルサイダーなり。

まずは『1ダースの言い訳』。
サンヨーのCDコンポのCМソング。

軽やかでノリの良いリズムが滑り込んできます。
低音を響かせたシンセベースのグル―ヴィなうねり。
60年代のモータウン風な陽性のサウンド。
稲垣さんの唄はスティーヴィー・ワンダーに似ているかも。
というか、ジョン・ヴァレンティかな。
甘さと蒼さが残る少年の様な稲垣さんの唄声にピッタリな曲調。
作詞は秋元 康さん。
タイトルもユニークだし、
海外のポップスで歌われる歌詞の世界を理解した作詞の技も。
稲垣さんとは同世代で聴いていた音楽も近いのかも。
作曲は林 哲司さん。
シティポップスの巨匠。
やはり60年代のアメリカンポップスやAORに精通したメロディライン。
萩田光雄氏によるアレンジも秀逸。

眼に新鮮な新緑や温かい陽光に囲まれたような心地の良いラブソング。
爽快なそよ風のように耳元を吹き抜けます。



ドラマティックなドラマー。
高井麻巳子さんもこの曲がお好きと本で読んだことがあります。

続いては『April』。
こちらはサンヨーのラジカセのCМソングでしたね。



うわー、爽やかな楽しいCFですね。
音楽とグンバツにハマっています。
女の子もチャーミングですね。
恋ダンスに負けてないぜ!(と言っておいて恋ダンスについてあんまり知らない。)

コチラも作詞は秋元氏。
四月ということで、新しい季節に旅立ちの歌。
そして、
作曲は木戸やすひろさん。
フォーシーズンズっぽいですが、さらに魅力を倍加させたメロディセンス。
木戸さんの作品に外れなしです。
実にラグジュアリー
胸を掻き毟られます。
勿論、稲垣さんのヴォーカルとの相性もイイ。
アレンジは大村雅朗氏。
手拍子が入るとなんとなくウキウキしてしまいます。

13歳の時、その曲だけを素直に聴いて楽しんでいたときは気が付かなかったけれど、
その後、大人になってから様々な時代の海外のポピュラー音楽を聴いて学習した耳でまたあの頃の曲を聴き返すと、あぁ、この曲はあの音楽から影響を受けたのかな、とかイロイロ推理したり、深読みしたり、するのがまた楽しいんですね。大抵的外れなんですが。
それがオタクの特権なのでしょうか。

そして秋元氏の歌詞に戻って、

A面の『1ダース』

B面の歌詞

2人が暮らした子の街
3度目の夏が来る前に君は出ていく
April 4月になって僕も

と、1、2、3、4 と数字が続いて出てきます。
だからどうした。
でもあっぱれ、秋元先生。

2月にリリースされたシングルで一足早い春を感じさせてくれます。
どちらの曲とも60年代風のポップミュージックを80年代の手法でリヴァイヴァルさせることに成功しています。
ペパーミントの様な、そして、エヴァ―グリーンな輝きに満ちたサウンドを聴いてるとさっきまでの憂鬱な気分も晴れてきます。

そんな訳で、86年特集、まだまだ続きます。

じゃ、また。


『1ダースの言い訳』《07FA-1057》〈作詞:秋元 康/作曲:林 哲司/編曲:萩田光雄〉(03’33’’)【1986】


30周年記念ベスト~テーマ・ソングス~

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  • 発売日: 2014/06/11
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『モーニングムーン/チャゲ&飛鳥』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは。

ブログの時間の~時間です。

エンジンがかかって参りました、1986年特集第3弾。
行け行けドンドン、Walk right in で参りましょう。

今回はチャゲ&飛鳥で『モーニング・ムーン』です。
2月5日発売。
これまで紹介した2枚同様、所属レコード会社はポニー・キャニオンなり。

まだこの時代は表記はCHAGE & ASKAではありませんでした。
正式にローマ字表記で統一されるのは1988年からだそうです。

最近、ASKA氏について問題が起こりましたがまぁ、ここでは関係ありません。

この曲を聴くとまた当時の寒い2月を思い出します。
1985年後半位からオールナイトニッポンを聴くようになりました。
個人的な深夜放送ブーム到来。
1986年2月、僕は12歳でした。
よくオールナイトニッポンの放送中や、CМでこの曲が流れていたんですね。
ポニーキャニオンもニッポン放送もフジサンケイグループだから頻繁にオンエアされてたのですね。

この時期のオールナイトニッポンは
月曜は中島みゆき、火曜はとんねるず、水曜は小峯 隆生だったか小泉今日子、木曜日はビートたけし、金曜日はサンプラザ中野、土曜日はユーミンという布陣だったかと。
特にとんねるずとビートたけしのオールナイトはお気に入りでありました。
サンプラザ中野さんも良く聴いたなぁ。
この頃は深夜1時に放送が始まりますので、ときどき寝過ごしてしまう事も。
そのときはショックでした。テープに録音できてればいいのですが。

それはそれとして、
AMのアナログの粗い電波から聴こえてきた『モーニングムーン』にとにかく、インパクトを受けました。

ラジオを聴き終わって午前3時。
夜明け前、部屋の窓のブラインド越しに静かに浮かんでいる夜空の月が見えます。
2月の凍てつく清かな空気の中でひっそりと輝く月。
美しい静寂の中、ラジオから斬り込んでくるような激しいサウンド

チャゲアスというと、なんとなく歌謡フォークっていうイメージがあったので、
派手なサウンドに少し驚きました。
煌びやかなシンセサイザーが鳴り響きます。
イントロの狂騒的なサウンドが嫌が応にも気分を駆り立てます。
そして、本編。
ドラマティックこの上ないメロディ展開が実に幻想的で。
さらにサビの盛り上がり。
まだ暗い夜明け前の空をどこまでも自在に飛んでいくような解放感。
想像のさらに上を行くようなメロディが快感を与えてくれます。
飛鳥氏の粘着質のある歌声も実に不思議で。

やはり飛鳥 涼氏の音楽センスは只者ではないですね。

夜明け前の何だか異次元の様な世界感。
今聴くと、間奏のデジタルなサウンドがいかにも80年代的な軽さと勢いで過剰に感じますが。
ミステリアスこの上ない。
ジャケットに映るお二人もSF的。

アレンジは『冬のオペラグラス』も手掛けた佐藤 準氏。





B面は『Gently』。
A面は飛鳥氏でしたが、B面はチャゲ氏。
情熱的な『モーニングムーン』とは対照的に静謐さを湛えた、ロマンティックなバラード。
これがウットリしちゃうくらいに都会的でメロウなのです。
チャゲアスに対して詳しくない小生でありまして、こんなにチャゲさんが繊細なラヴソングを作られるとはこのシングルを買うまで思っても見ませんでした。御見逸れ致しました。
歌声も甘くて。
『ふたりの愛ランド』だけの人じゃなかったのですね。(みんな知ってるよ!)
当時はラジオから録音した『モーニングムーン』だけを繰り返し聴いてました。
貧しい中一だったからね、御免。
その後大人になってシングルを買って(また御免、中古で)聴いてびっくりしました。
B面も良くて、
感動がマルチマックス。
チャゲなめんなよ。おい!
現・栗コーダーカルテットで活躍中の栗原正巳氏による音数の少なく緻密な箱庭のようなアレンジも楽曲の良さを引き出しています。球体の物体を低空から地面に落とした時にバウンドするときの音がサウンド・エフェクトとして効果的に使われています。
コチラも実に素敵な曲です、ハイ。

う~ん、やっぱりチャゲと飛鳥でチャゲ&飛鳥なんですね。
二つの才能がスパークしているんですね。

もう再結成する事も能わずなのでしょうか。

『モーニングムーン』《7A0552》〈作詞・作曲:飛鳥 涼/編曲:佐藤 準〉(04’06’’)【1986】



VERY BEST ROLL OVER 20TH

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  • アーティスト: 飛鳥涼,田北憲次,CHAGE,西平彰,澤近泰輔,近藤敬三,瀬尾一三,平野孝幸,佐藤準,重実徹
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2001/04/18
  • メディア: CD



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『もうひとつの土曜日/浜田省吾』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは、
またまたやって来ました。

ひと月ブリンズレイ・シュウォーツに、
土曜日のシングルたちへ》、のコーナー

今回はハマショーこと、浜松商業高校です。
80年代は静岡県における甲子園出場校の常連でしたっけ。

でも残念、違った。
正しくは浜田省吾さんです。

当ブログでは初登場、だったかと思います。
浜ちゃん、(急に馴れ馴れしい)の土曜日ソングと言えば『もうひとつの土曜日』ですね。
あんまりハマコー(全然違う)について詳しくないので他にあったら教えてください。

1985年にリリースされたシングル『LONELY —愛という約束事』のB面です。

この度、上記の二曲を収録している1986年リリースの浜田省吾さんのアルバム『J.BOY』が30周年記念のデラックスエディションとしてリリースされ、チタマ(by二コチャン大王)いや、巷で話題を呼んでいます。
リミックス版、LP盤、EP盤、ライヴ映像、写真集などなどが納められているとのコト。
『J.BOY』のプロモ盤シングルもいいなぁ。
欲しい、でも高い。いくすぺんしぶ。

実は僕が持っている唯一の浜田省吾さんのアルバムが『J.BOY』です。
確か90年代の終わりにリミックス版が出たときに購入したのですが、とても良く聴きました。
このアルバムがあまりに気に入って、もうほかのアルバムを聴かなくても良いくらい満足しているんです。
他のアルバムを聴くのが怖くなってしまうのです。
2枚組、全18曲に渡って名曲が詰まっています。
浜田さんにとって初のチャートナンバーワンを獲得したアルバム。
ダブルアルバムでもかなり充実した内容で。
難を言えば、一部でアレンジ面が弱いと思います(その為にリミックスが施されたのだと思いますが)。
が、それを補って余りあるソングライティングの素晴らしさ。
ソロデヴューシングル『路地裏の少年』を再演しているだけあって、彼にとっても思い入れのあるアルバムなのだと想像に難くありません。

そんな訳でまずはB面の『もうひとつの土曜日』。
かつてミドリカワ書房がネットラジオ番組のタイトルを『いまひとつの土曜日』にしていたのには笑いました。
彼もファンなんですね。

そんなことはどうでも良くて。
70年代の西海岸、アサイラムレーベル系のシンガーソングライターが歌うようなハートフルなバラード。
アレンジもあの時代を思い出せる感じでさり気なく。
想いを寄せる女性には意中の彼氏がいるのですが、捨てきれない気持ちを抱いて優しいメロディに託します。
時代遅れかもしれないけど飾り気のない言葉が真心の深さを表しています。
熱い気持ちの裏側に、
週末の束の間、土曜の夜という時間の貴重さが伺えます。
そして最後のプロポーズ。



続いてA面の『LONELY —愛という約束事』。
ひたすらにブルージー。
とことんペシミスティック。
大都会の片隅で孤独さ(LONELY)を埋め合わせる為の行為としての愛。
それは本当の愛なのか。
それとも。
問えば問うほどに虚しさは増すばかり。
重苦しさを含んだイントロのエレキギター。
ミディアムテンポにじっとりと生活の疲れが滲んでいます。
遣る瀬無さを背負ったエモーショナルなメロディライン。
この曲のへヴィな歌詞、メロディ、そしてサウンドはとてもリアルです。
低音の歌声は深く深く心に響きます。
浜田さんの唄には市井の労働者の生活感や悲しみが感じられ、共感を覚えます。
そのメッセージは色褪せることはありません。
広島が出身地という事も関係があると思います。


そんな浜田さんは、現在もコンスタントに作品を出して、ROADへ出てライヴをされています。
我が道を往く。
ちょうどツアーも開催中で、先日のニュースでは声の不調で予定されていたライヴが延期されたそうです。

くれぐれもお大事に。


それでは、

はばないすあなざーさたでー。

『もうひとつの土曜日』《97SH1647》〈作詞・作曲:浜田省吾/編曲:板倉雅一〉(05’48’’)【1985】






"J.BOY" 30th Anniversary Edition(完全生産限定盤)(2CD+2DVD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SME
  • 発売日: 2016/11/09
  • メディア: CD



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『土曜の夜はパラダイス/EPO』 [邦楽ロック/80年代]

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ハイ、どうも。

全国推定7千万の土曜日ファンの皆さん、お早うございます。
一週間で一番好きな曜日は土曜日です。
そんな人は多いんじゃないか、と思います。
ちゃんと調べたことは無いですが、音楽の世界で《土曜日》や《日曜日》をテーマにした曲は結構多いと思います。
特に、まだ現在のように週休二日制が導入される以前の80年代。
完全な休日だった日曜日に対し、土曜日は“半ドン”と呼ばれ、学校などの教育機関では授業が半日で終わり、楽しい週末の始まりでした。
社会人にとっても休日前の夜は平日の夜よりも仕事を忘れ、開放的な気分を味わえる日でした。
そんな自由な曜日、土曜日の魅力を様々な角度から音楽に封じ込めた楽曲たち。
名前をつけてやる、
土曜日のシングルたちへ】。

土曜日好きが高じて土曜日にまつわるシングル盤を探し求めて三千里。

前回の『土曜日の恋人』に続いてはEPOさんの『土曜の夜はパラダイス』を取り上げましょう。
ご存知の方も多かろうと思いますが、この曲も《オレたちひょうきん族》のエンディングテーマとして流れていました。
何しろEPOさんはレギュラー化された同番組の初代エンディングテーマ『ダウンタウン』を担当してました。
勿論シュガーベイブのカヴァーバージョン。
ディスコ仕立てのゴキゲンなサウンドでした。
そして今回彼女のオリジナルソングによる《土曜日の歌》が制作されてエンディングに採用されました。
EPOさんはタケチャンマンのテーマソングも手掛けていましたっけ。
それはさておき、『土曜の夜はパラダイス』。
土曜日の夜を“天国”だと言い切っています。
パラダイスであることを証明すべく、とことんポップなサウンドに仕上がってます。

恋に遊びに夢中な若者たちにとっての土曜日の夜の得体の知れない高揚感を如実に上質なソングライティングで結実させた一曲。
何度聴いてもウキウキしてしまう魔法が詰まっています。不思議。
元気はつらつなEPOさんのヴォーカル。
そして彼女の高校時代の先輩であり名アレンジャー・清水信之氏の華麗なる編曲が冴えまくっています。
これでもかこれでもかと言わんばかりの転調攻撃。
ストリングスアレンジは乾 裕樹氏。
間奏前のEPOさんの多重コーラス、ちょっとサバンナバンドっぽくてさらに盛り上がります。



エンディングのロングトーンも技あり!

と、同時にこの曲が流れていた1980年代初頭の前向きで明るいパワーも感じない訳には行きますまい。
景気が上向きだった時代。
当時も様々な問題が政治や生活レベルで溢れていた訳ですが、何だか振り返ってみると明るいイメージが湧いてきます。
音楽もそうです。
レコード全盛であり、携帯型のカセット・プレイヤー〈WALKMAN〉の普及で益々音楽と生活が密接に感じられていた時代でした。

1983年のアルバム『VITAMIN EPO』収録。
このアルバムも最高です。

続いてはB面曲『うわさになりたい』。
爆風スランプに同名曲がありましたっけ。
これは1982年の同名アルバムのタイトルナンバーでもあります。
そちらは『う・わ・さ・に・な・た・い』表記ですが。
ラテンの味付けを少々施したミディアムテンポのポップナンバー。
ここでも彼女のメロディセンスに脱帽です。
素晴らしい。
友達同士がそれぞれの恋人を誘って、集団でドライヴ。
自慢のパートナーを持つ優越感を歌っています。



現在もマイペースで活躍されて、数年前には土岐麻子さんへの提供曲『Gift〜あなたはマドンナ〜』の名曲ぶりで健在を示しました。
明るい曲も哀しい曲もEPOさんの歌唱とメロディにはグッと来てしまいます。
素晴らしいGIFT(才能)の持ち主。

これからもどうぞお元気で。

それでは皆さん、はばないすさたでー!

『土曜の夜はパラダイス』《RHS-541》〈作詞・作曲:EPO/編曲:清水信之/ストリングス編曲:乾 裕樹〉(04’07’’)【1982】




ビタミンEPO

ビタミンEPO

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMGメディアジャパン
  • 発売日: 1999/06/23
  • メディア: CD






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『電話しても/村田和人』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは。
村田和人さんがお亡くなりになりました。
御病気が悪化されて帰らぬ人となりました。
近年は短いスパンでコンスタントに新作を発表されていました。
これからもずーーっとお元気だと思ったのですが。
そのどの作品も夏や太陽をイメージした明快なサウンド、そして瑞々しい歌声。
病に蝕まられているコトを悟らせないような旺盛な創作意欲で。

湿っぽい文章は村田さんに失礼ですね。
元気に参りましょう。

村田和人さんの音楽を知ったのは達郎さんの手掛けられた作品を通じてでした。
デヴューは達郎さんが発足したレーベル“MOON”からでした。
そのデヴューシングル曲を紹介したいと思います。
『電話しても』。
デヴューアルバム『また明日』の一曲目、アレンジも達郎さんです。
聴けば達郎さんが担当してるのが良く判ります。
この曲は大好きで大好きで、これまで何度もリピートして聴きました。
村田さんの曲には好きな曲が多いですが、シングルではこの曲が一番。

センチメンタルな片想いソング。
電話越しに想いを伝えようと試みるも、毎回告げられずに終わってしまう男の悲哀。
僕もこういう経験が学生時代あったので実にリアルです。
そんな切実な気持ちを癒してくれるメロディラインの素晴らしさ。
決して明るくはなく翳りのある旋律ですが気分が落ち着くのです。
村田さんのソングライティングの才能が遺憾なく発揮されていますね。
なんと19歳の時の作品だそうです。
この曲は達郎さんもお気に入りで、この曲を聴いて、もしも村田さんがデヴューしていなくてもこの曲をご自身で歌いたいと思ったそうです。
聴けば判る達郎さんの鉄板ギタープレイ。
間奏のギターソロも音数が少ないのが味わい深い。
ハモンドオルガンも達郎さん。
リズム隊は青山純さん、伊藤広規さんコンビ。
シンプルなコンボ演奏が楽曲の良さを引き立てています。
村田さんのややソフトな歌い方もイイですね。



数年前にアルバム『また明日』が紙ジャケットで再発されたときに、ボーナストラックでこの曲のデモバージョンが収録されていました。そちらは鈴木 茂さんがアレンジしています。
茂バージョンは16ビートの跳ねた演奏で展開されています。
ギターも勿論茂さんが弾いてます。
アレンジは少し派手な感じがします。
茂バージョンが悪い訳ではないですが、
原曲の悲恋の世界観にはやや内向的な達郎アレンジの方が僕は好きです。

それにしても一曲に達郎さんと茂さんという二大ミュージシャンがそれぞれにアレンジしたバージョンが残っていてそれを秤にかけるとは実に贅沢な時代だったのでしょう。
今では考えられないコトです。
それだけ音楽が豊かな時代だったという事だと思います。

B面は『波まかせ風まかせ』。
こちらもアルバム『また明日』収録曲。
作詞は新井正春さん、アレンジは村田さん。
ビートルズが好きな村田さん、これはポールの『Honey Pye』風のオールドタイミーな曲調。
村田さんご自身の多重コーラスも爽やか。
アルバムでは茂さんが編曲していますがそれほど違いはありません。

村田さんの生前最期のアルバムは2014年の『P-CAN』でした。
作詞は安藤芳彦さん、田口 俊さん、ギターに山本圭右さんと、長年村田さんの楽曲やサウンドを支えてきたお馴染みのメンツでの相変わらずのフレッシュなサウンドが聴けました。
このアルバムを僕は東京は武蔵小山のペットサウンズで購入しました。
このアルバムはライヴ会場とペットサウンズでのみ入手可能なアルバムで、購入したときに付いてきたペットサウンズ限定のリーフレットには村田さんへのインタビューが掲載されていて、次の作品の具体的な構想も語られていました。


その志は叶えられなかったのですが、最後の最後まで音楽へのパッションを失うことなく前を向いて生きておられた村田さんには尊敬の念を抱かずにはいられません。
結果として目的が実現したか否かの違いでしかなく、その人生に悔いはなかったと思います。

その生命の輝きこそが村田さんの夏、太陽そのものなのです。

これからも大切に音楽を聴いていきます。

ありがとう。

達郎さんは先週のラジオで最後に『一本の音楽』をオンエアされました。
ライヴではその曲を弾き語りで唄われたそうです。

『電話しても』《MOON 701》〈作詞・作曲:村田和人/編曲:山下達郎〉(03’47’’)【1982】


また明日

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ひとかけらの夏

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: FLY HIGH RECORDS
  • 発売日: 2012/05/23
  • メディア: CD



MY CREW

MY CREW

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: FLY HIGH RECORDS
  • 発売日: 2012/05/23
  • メディア: CD



村田和人 コンプリートEPコレクション ~MOON YEARS~

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
  • 発売日: 2002/02/27
  • メディア: CD



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『FROM A TO HEAVEN/岸 正之』 [邦楽ロック/80年代]

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イヤッホーィ!!!

こんばんは。
待望のレコードがCD化されました。

岸 正之さんの二枚のアルバム
Warm Front』(1982)と『Pretender』(1984)。

岸さんが作曲家として活躍される以前に、シンガーとして活動していた時期の作品です。
ビクターから二枚のアルバムと二枚のシングルを残していまして、その時代の全ての公式音源がCD化されました!

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『ラストダンスはヘイジュード/ザ・キングトーンズ』 [邦楽ロック/80年代]

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ども、こんばんは。
今夜も大滝さん特集です。

今回も大滝さんのユニークプロデュースワークをご紹介。
前回に続き、ビートルズ繋がり。
ポール・マッカートニー祝再来日も兼ねときましょう。

キングトーンズと大滝さんの交流は70年代から。
『ナイアガラ・ムーン』以降、たびたびレコーディングでコーラスとして参加しています。

彼らは80年代初頭、大滝さんのプロデュースで2枚のシングルをリリースしています。
一つは『Doo Wop Tonight 』。
ダイレクトカッティング・レコーディングによるドゥーワップの名曲カヴァーのカップリングでした。

もう一つが今回のシングル。
ラストダンスはヘイジュード』。
ドリフターズの『Save the last dance for me』とビートルズの『Hey Jude』のドッキング。
ジャケットからして凄い。
ビートルズとドリフターズとキングトーンズが一緒に温泉に浸かってます。

いい湯だな~(それは違う方のドリフターズ。)

イラストは勿論、湯村輝彦氏(ロンバケのジャケットのパターンも手掛けてます)。
アートディレクションは安斎 肇氏です。
当時、このシングルがリリースされたSMSレコードのデザイン部に所属していたそうです。
プロモ盤では全裸のイラストが使われて会社の上司に叱られたとか。

大滝さんは音楽活動、DJ活動、そして評論活動を通じて、ロックンロールの歴史を体系的に語られてきました。
日本での“ビートルズ至上主義”による間違った歴史観へのアンチテーゼの意味もあったと思います。
その史観は達郎さんや元春のDJスタイルにも共通しています。
とにかく圧倒的なリサーチ力で様々な角度から音楽を追及されてきた大滝さん。

ビートルズは50年代末~60年代初頭のアメリカのロックンロール、リズム&ブルース、ガールグループなどのヒット曲にかなり影響を受けてきたのはわざわざ僕が言うまでもなく、有名です。
ゴフィン&キング、バリー&グリ-ンウィッチ、マン&ワイル、ポーマス&シューマン、リーヴァ―&ストーラー、等々当時のヒット曲を生み出してきた作家チームにも目配せしていました。
初期の演奏のレパートリーには当時のヒット曲のカヴァーも多く見受けられます。
彼らのヒット曲を研究しての優れたオリジナルソングが数多く生まれたのですね。
実際『Hey Jude』を書いたポールの念頭には『Save the last dance for me』の曲があったとか。
コード進行も似ています。
この様に音楽(だけにとどまらず芸術全般に)いうのは常に模倣から始まり、さまざまな影響を受け合って、換骨奪胎、試行錯誤、淘汰を繰り返して現在、そして未来に続いているのでしょう、と判った風に。

それを踏まえての『ラストダンスはヘイジュード』。
『Save the last dance~』のオリジナルバージョンを基調にしながら、
2曲が密接に、分かちがたく、糾える縄の如くに1曲として結びついている、多羅尾伴内アレンジ。
キングトーンズの面々の勝手知ったるヴォーカル&コーラスワークも見事。
『ラストダンスは私に』と『ヘイジュード』の2曲を繋げるのはただ単に、似ているからというだけではなく、
60年代初頭と末期のヒット曲を繋げることで、分業制だった楽曲制作がやがて自作自演/セルフプロデュースに移行していく60年代の流れをそれとなく示唆している気もします。
ドク・ポーマス&モート・シューマンからレノン-マッカートニーへ。
こうしたアイディアを単に言葉だけで発表するのではなく、具現化できるのが大滝さんの叡智です。

のちにジョン・レノンはドリフターズのメンバーでもあるベン・E・キングのヒット曲『Stand by me』をカヴァーしますね。
プロデュースに関わったフィルスペクターはドリフターズをプロデュースしたリーヴァ―&ストーラーの弟子にあたります。

B面は『グッドナイト・ベイビー』のイングリッシュバージョン。
彼らの大ヒット曲を英語で。
内田正人氏の不滅のヴォーカルスタイル。
息の合ったコーラスワーク。
この曲は子供のころから、いつまにか覚えていたヒット曲でした。
海外のリズム&ブルースの魅力を損なうことなく、見事に日本人好みの歌謡曲に換骨奪胎している名曲だと思います。

因みに僕が所有している盤は90年代中期に出たリイシュー盤です。


『ラストダンスはヘイジュード』《MOR-6917》〈作詞・作曲:Pomus-Shuman, Lennon-McCartney/編曲:多羅尾伴内〉(03'23'')【1981】


COMPLETE COLLECTION

COMPLETE COLLECTION

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 2001/07/25
  • メディア: CD



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『らくだ / ヤシの木かげ/爆風スランプ』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは。
もう六月も終わりですね。
今年も半分終わっちゃいました。はぁ。

という訳で、六月にまつわる思い出のシングルを。
ひさしぶりに12インチを取り上げましょう。

出ました、爆風スランプ

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『ホタテのロックン・ロール/安岡力也』 [邦楽ロック/80年代]

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ハイ、こんばんは。
日付が変わりまして、6月18日。
今日は何の日?
フッフ~♪

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『通りすぎても/岸 正之』 [邦楽ロック/80年代]

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押忍!

少し間が空いちゃいましたね。
皆さん、お変わりはありませんか。

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タグ:岸正之
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