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『踊り子/村下孝蔵』 [邦楽ロック/80年代]

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どうもどうも、
《21世紀の新加勢大周を探せ!》オーディションで“審査員特別賞”に輝いた都市色です。

さぁ、
大滝さんの次にはこのシングルを取り上げましょう。
村下孝蔵さん。
拙ブログには初登場。
前回のジャケットと似てませんか。
勿論盗作とかパクリといった野暮なコトではなく。

どちらも窓際に佇む少女の絵がなんとも素敵ですよね。
大滝さんには中山 泰さんのイラストが、
そして村下孝蔵さんには村上 保さんの切り絵が印象的。

今回ご紹介するシングルは1983年にリリースされた『踊り子』。

 ♪あっの娘の ふとももに~

それは同名異曲でした。
スミマセン。

同年ヒットした『初恋』の次のシングルが『踊り子』。
こちらも負けない位イイ曲。
もの悲しいマイナー調のメロディが切々と訴えるラブソング。
心を不意にかき乱すようなイントロのメロディから引き込まれます。
もどかしく儚い恋模様の迷宮を彷徨うような歌の世界へ。




ただ好きなだけでは生きていけない、
恋人同士の不安や遣る瀬無さを、狭い舞台で孤独に舞う踊り子になぞらえていますね。

伸びやかで清涼感のある歌声が響き渡ります。
メロディも魅力的ですが、村下さんの歌詞もとてもステキだと思います。
言葉使いのセンス、豊かな表現が随所に感じられます。

 表紙が取れてる愛だから

 つま先立ちの恋

 写真をばらまいたように 心が乱れる

などなど、心象風景を形容する言葉使いが実に非凡ですね。

B面は『冬物語』。
しっとりと切ない愛の挽歌。
ピアノの耽美的な演奏に乗って、ドラマティックな旋律が展開されます。
歌詞の世界の舞台は《時計台》が出てくるので北海道っぽいです。
凍えそうな程の北国の寒さと失恋の痛手が聴いている方にもじわじわと伝わって来ます。
間奏の女性コーラスのソプラノの響きも美しい。
B面にしておくのがもったいないくらい美しい曲です。
曲の終わりに鐘の音の残響の様なものが聴こえてくるのがなんとも趣きがありますね。
この季節に相応しい。

そして、演奏時間はなんと3分54秒
ぴったしカンカン。
やったぜ。
母ちゃん、赤飯だ!

A面B面とも編曲は水谷竜緒さん。水谷公生さんのことです。

村下孝蔵さんの音楽もなんというか唯一無二の存在感がありますね。
あの歌声、メロディ。
揺るぎない優しさ、強さ。
虚飾を廃して、歌の持つ力だけでまっすぐに。
1999年に残念ながらお亡くなりになってしまいました。
もう20年近くになるのですね・・・。
十代の頃はあんまり良さが判りませんでしたが、年を取るにつれ、噛みしめるように村下さんの音楽の良さが沁みてきました。
世の中の移ろいやすい音楽の流行にもビクともしない音楽性。

それは前々回の浜田省吾さんにも当てはまる事ですね。
お二人ともCBSソニーの所属でしたね。
ご出身も広島だし。
アレンジも水谷氏が関わっていたり共通点があります。
確固たるスタイルを持っている人は強いです。

そして、2月28日は村下さんの誕生日。山下達郎さんと同じ1953年の2月生まれなんですね。
機会があれば他のシングルもまた是非取り上げてみたいと思います。


『踊り子』《07SH 1379》〈作詞・作曲:村下孝蔵/編曲:水谷竜緒〉(04’08’’)【1983】


GOLDEN☆BEST 村下孝蔵ベスト・セレクト・ソングズ

GOLDEN☆BEST 村下孝蔵ベスト・セレクト・ソングズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
  • 発売日: 2013/07/03
  • メディア: CD



夢の記録

夢の記録

  • アーティスト: 村下孝蔵,水谷公生,須藤晃,田代耕一郎
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 2000/11/01
  • メディア: CD



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『悲しみは雪のように/浜田省吾』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは。
猛吹雪ジュンです。

寒いですね。
関東地方は大雪で。
各地で被害が出ているようですね。
東京に妹が住んでいるのですが、無事に会社から帰宅したそうです。
僕はさっきまでCSで『パンツの穴』を観てました。
なんだかすみません。
大阪は冷たい雨が降っていました。

と言う訳で容赦ない雪模様の今夜はこのシングルを。
浜田省吾さんで『悲しみは雪のように』。
この曲は過去に二度シングル化されています。
最初は1981年のオリジナル版。
二回目は1992年で、リメイクバージョンでした。
個人的には後者の方で知りました。
耳に馴染んでいます。
フジテレビのドラマの主題歌でした。
ドラマは殆ど観ていませんでしたが、曲は聴いてました。
大ヒットしましたね。
当時兄がシングルCDをレンタルしてきたのでついでに聴かせてもらいました。
高校の部活の先輩がアルバム『WASTED TEARS』を持っていたり、周りでも浜田省吾さんの音楽を聴いている人はいました。

と言う訳で今回取り上げますのは1981年発表のアナログ・シングルでの『悲しみは雪のように』。
同年にリリースされたアルバム『愛の世代の前に』からのシングルカット。
シングル化に際し新たに手を加えられてます。

シンプルなバンド編成によるフォークロック調のサウンドからの、素朴で飾りのないメロディの温かさ。じわじわと心を揺さぶります。
無垢な音楽の響き。
しんしんと降り続く雪のように、止むことを知らない日々の悲しみを歌が温めてくれます。
孤独な心のあるがままに受け止めてくれる、音楽の灯(ともしび)。
楽曲の揺るぎないパワー。
愚直なまでにスタイルが変わりません。
無駄なモノを削ぎ落として残るメロディやメッセージの光。
後の1992年度のシングルCD版のリメイクされた方はもう少し現代的にエレクトリックなサウンドが施されていますが芯は変わっていません。

そして思い出すのはリメイク版の『悲しみは~』が流れていた頃、
1992年の2月頃。
大学受験で東京の大学を受験する為に上京しました。
兄が当時東京に仕事の関係で独り暮らしをしており、住まいの新大久保の安アパートに泊めてもらいました。
上京したその日も都内では大雪が降っていました。
アパートに泊めて貰った次の日の朝、外は銀世界だったことをよく憶えています。
故郷の静岡は殆ど雪の降らないところなので余計に雪に覆われた街の風景に驚いたものです。
寒かったけどすこしワクワクした気分でした。
新大久保界隈の雑然とした街並みの中でしたが逆に新鮮な感じでした。

まぁ、
そんなことをブログを書きながら、今夜の大雪のニュースを観ながら、思い出しました。
ちなみにその後大学受験は軒並み失敗しましたとさ。
どっとはらい。

さて、シングルのB面は『センチメンタルクリスマス』。
浜田省吾さんお得意のオールディーズ調のドゥーワップ・バラード。
寒い季節、恋人との慎ましくも暖かいクリスマスの夜。
もうワンパターンかもしれないけど、わかっちゃいるけどイイ曲です。
寒々とした心に沁みこんできます。
浜田さんの一人多重コーラスは達郎さんの多重コーラスとはまた違った趣がありますね。
どちらも良いです。

シングルの両面とも、アレンジは水谷公正氏、コーラスアレンジは町支寛二氏。

今年の冬はとにかく寒いですね。
どなたさまも温かくしてお過ごしください。
明日も冷え込みが厳しそうです。
足元もお気をつけて。

では、また。

『悲しみは雪のように』《07SH1099 》〈作詞作曲:浜田省吾/編曲:水谷公正/コーラスアレンジ:町支寛二〉(04’15’’)【1981】



Born in 1952 - 愛の世代の前に

Born in 1952 - 愛の世代の前に

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1999/09/29
  • メディア: CD



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『センチメンタル・カンガルー/渡辺美里』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは。
シングル盤乱獲者ブログです。
今宵も佐橋さん関連のシングルをどうぞ。

ハイ、渡辺美里さんの『センチメンタル・カンガルー』です。
UGUISSがエピックソニーに在籍していたコトもあるのでしょう、バンド解散後は同レーベル内のアーティストの仕事を佐橋さんも多く手掛けることになります。
80年代後半は渡辺美里さんのプロジェクトに参加。
アレンジャーの清水信之さんの要請で。

美里さんは佐橋さんの高校の後輩に当たり、清水信之さん、エポさんは佐橋さんの先輩に当たります。
いやはや才能豊かな人材を世に送り出す高校ですこと!
1988年にリリースされた美里さんのアルバム『ribbon』は当時大ヒットしました。
当時中学生だった僕は友達からこのアルバムを借りたことがあります。
今回紹介するシングルはアルバムのオープニングナンバーでもあります。

佐橋さんは作曲と編曲、そしてギターも担当。
作詞は美里さん。

佐橋さんのエレキギターのシャキッとしたストロークからのイントロ。
軽快なホーンセクションも交えて(ホーンアレンジは清水信之さん)。
何やら楽しいことが起こりそうな予感いっぱいのポップなメロディ。
解放感溢れる演奏。
パンチの効いた美里さんの陽気で無邪気な熱唱。
歌いだしが ♪ リボンが風に揺れる~

という事でアルバムタイトルが一曲目の第一声。

伸びやかな歌声、吸い込まれそうなほどの彼女のパワーを感じます。
ここら辺のサウンドを聴くと否が応にも中学時代の頃が頭を過ります。
この曲は確かUCCの缶コーヒーのCМソングでしたね。

B面は『ぼくでなくっちゃ』。
こちらは美里さんの詞曲でアレンジは清水氏。
同じく『ribbon』収録曲。
シンセサイザーで構築された密室感と透明感に満ちた音の世界。
清水氏の緻密なアレンジ技の独壇場。
友達に語りかける様な美里さんの唄声。


2018年はアルバムのリリースから30年という事で、今年の五月に『ribbon』のアニヴァーサリーエディションが発売されるようですね。
30年かぁ・・・。速いな。
もうやんなっちゃいますねぇ、思えば遠くへ来たもんだ。

そういえば、前回はUGUISSのシングルを取り上げましたが。
あ、ウグイスだけに取り(鳥)あげましたが。
しつこいですね。
失礼。
デヴュー30周年を記念しての再結成ライブツアーが開催されたとき、惜しくも亡くなってしまった山根栄子さんに代わりまして美里さんがヴォーカリストとして参加したのでした。
残念ながらこの時のライヴは行けませんでしたが。
行きたかったなぁ。
さらに、近く開催される佐橋さん、清水さん、そしてエポさんの合同ライブも行けません。
ああ、無念。
チケットを以前から予約しようと思っていたらいつの間にか忘れていました。
あちゃあ。
年ですね。
もう~。

センチメンタル・やんなる~。


『センチメンタル・カンガルー』《07・5H‐3041》〈作詞:渡辺美里/作曲・編曲:佐橋佳幸/ホーンアレンジ:清水信之〉(04’19’’)【1988】



M・Renaissance~エム・ルネサンス~

M・Renaissance~エム・ルネサンス~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 2005/07/13
  • メディア: CD



ribbon

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 1991/07/01
  • メディア: CD



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『SWEET REVENGE / UGUISS 』 [邦楽ロック/80年代]

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押忍!
小柳トムです。
嘘です。

前回は松 たか子さんのシングルをご紹介しましたが、
お次は旦那さまの佐橋佳幸さん。
80年代に組んでいたバンド“UGUISS”のシングルです。
1983年の9月にエピックソニーからデヴューしました。
当時のエピックソニーは勢いがある新しいレコード会社した。

インターネット広しと言えど、UGUISSのシングルを記事にするのは拙ブログが最初ではないでしょうか。
多分。
バンド名《うぐいす》とは、メンバー全員がアメリカンロックの70年代を代表するバンド、イーグルスの大ファンということで、そこから肖ったそうです。
ユーモアがお好きな佐橋さんらしいバンド名。
メンバーは5人。
リードギターの佐橋さん。
キーボード奏者は柴田俊文さん、伊東 暁さん、
ドラムの松本 淳さん、
そして紅一点のヴォーカルの山根栄子さん。
十代の頃からバンド活動を始めていた佐橋さん。
この頃からすでにepoさんのレコーディングに参加している早熟なギターボーイでした。
楽曲のレパートリーのほとんどは勿論佐橋さんが書いています。

70年代のシンガーソングライター~ウェストコーストのロックをルーツとしたサウンドが身上のバンドです。
後に佐橋さんが90年代初頭に同じくアメリカンロックのルーツミュージックに根差したバンド、ロッテンハッツのメジャーでの二枚をプロデュースすることになるのは歴史の必然だったのでしょう。
ロッテンハッツもUGUISS同様に短命なバンドでした。
どちらも音楽志向が共通するものがありますね。コーラスも得意だし、演奏も達者だし。
それ以前にも佐橋さんは鈴木祥子さんの80年代のアルバムを手掛けたり、当時この手のサウンドを手掛けるのなら右に出る人はいない方です。ロッテンハッツはキューンソニー、祥子さんはエピックソニーでした。

という訳でデヴューシングルの『SWEET REVENGE』。
彼らの名刺代わりとなる一曲。
どっしりと重量感のあるミディアムテンポな8ビートに切り込んでくる佐橋さんのエレクトリックギターのフレーズ、フェンダーストラトキャスターでしょうか。
シャープな演奏にのってキレのあるしなやかな山根栄子さんのハイトーンなヴォーカルが刺さります。
サビの ♪ Can' t feel my heartache  のメロディが胸を心地よく抉ります。
荒ぶる情熱が込められた演奏と山根栄子さんの唄とバックのコーラスに勢いを感じます。

B面は『Burnin' City Light』。
休暇を過ごした海沿いの町から再び故郷の街へ帰って来たときの夕闇の光景と心情を歌にしています。爽やかでハートウォーミングなメロディ。キャロル・キングやジャクソン・ブラウンあたりの70年代のSSWものを思い出します。佐橋さんのギターソロもあの時代のサウンドを髣髴させます。

UGUISSは83年にメジャーからファーストアルバムをリリースして、翌年続くセカンドアルバムをレコーディングを完了したのですが、音楽の方向性の違いで残念ながら解散。
録音されたセカンドアルバムはお蔵入りになってしまいましたが、90年代に入って二枚のアルバムはめでたくCD化されました。
そして結成30年となる2013年に二枚のアルバムに加えて未発表音源を追加したCD二枚組として彼らのアンソロジーが発売されました。ソニーのサイトからインターネットの通販のみで入手できます。
どの位の方がこのバンドのことをご存じか判りませんが、もっと音楽好きの方に知ってもらいたいなと思います。

彼らが活動して83~84年は音楽シーンの流れの転換期だったと思います。
アナログレコーディングからデジタルレコーディングへ、音楽メディアもレコードからCDへ(まだまだ市場へは広まっていませんでしたが)、テクノやヒップホップ、MTVの台頭など、70年代の流行や文化がだんだん色褪せてきて、明るく派手なヴィジュアルで訴えかける作品やメディアが増えてきました。
肩まで髪を伸ばしたり、ベルボトムのジーンズを履いている男性はいなくなりました。
ロンドンブーツ(お笑いコンビに非ず)が笑いの対象になったり。
UGUISSのセカンドアルバムのレコーディングの時も当時の流行のサウンドを取り入れて欲しいというレコード会社側の要求もあったそうです。
アーティスト側の理想とレコード会社側の希望との軋轢や、メンバー間の確執などが解散の原因だったそうです。
UGUISSの音楽は決して派手さは無いですが、豊かなロックンロールのハーヴェストです。
ヴォーカリストの紅一点、山根栄子さんは残念ながら数年前に御病気でお亡くなりになってしまいました。お姉さんである山根麻衣さんと共に様々なミュージシャンのレコーディングやライヴで活躍されていました。
残された音源は色褪せることはありません。
UGUISSにも、シュガーベイブの音楽の様な青春の輝きが感じられます。
流行に関係なく好きな音楽へ打ち込むコトの美しさが音像に見事に昇華されています。
都会の擦れっ枯らし達の作る音楽は良いモノです。

最後に、
改めて思うのは佐橋さんの音楽センスの一貫性。
70年代のアメリカンロックにルーツに根差しながらも、長年日本のロックシーンに於いて、数えきれないくらい様々なアーティストのサウンド作りに柔軟に貢献し続けています。
特に僕が好きなミュージシャンの筆頭に挙げる、桑田佳祐、佐野元春、そして山下達郎諸氏へのサポートは計り知れないでしょう。
桑田さんのレコーディングへの参加はそれほど多い訳ではないですが、桑田さんのソロ活動の転機となるスーパーチンパンジーやアコースティックレヴォリューションライブなど節目節目にイイ仕事を残されてます。
元春にはホーボーキングバンドのギタリストとして90年代後半からゼロ年代中盤まで活躍してました。佐橋さんが十代の頃からの知り合いです。元春とのライヴ活動は減ってしまいましたが、今でも毎年ホーボーキングのメンバーが集まってセッションライヴをするときは佐橋さんも参加しています。バンドの絆を大切にする佐橋さん。
そして90年代中期から達郎さんのライヴツアーでのバンドの常連メンバーとして現在も大活躍。
日本のロックシーンのアーティストに頼られて、可愛がられる佐橋さんが見せる笑顔もイイですね。
彼らのライヴを観に行くとМCをする彼らのバックでにこやかに微笑んでいる佐橋さんがいます。
達郎さんのライヴでもところどころで茶目っ気たっぷりな動きをしたり。
その小柄な体格からは想像つかないほど、多彩で的確で瑞々しいギター演奏を繰り広げてくれます。
シンガーの歌心に呼応するプレイ。
UGUISSで活動を共にしていた柴田さんも達郎さんのツアーに十年前からずっと参加しています。
佐橋さんのプロデュースワークにも長年サポートをされています。

今回のシングルのジャケットを見返すと、
佐橋さんの少年の様な風貌は今と全然変わってないですよね。
人懐っこい無邪気な笑顔。
そして変わらない音楽への深い情熱。
松 たか子さんはそんなところにコロっと行っちゃったんでしょうねぇ。
元春は佐橋さんを“コロちゃん“と呼んでましたっけ。
関係ないか。


個人的には佐橋さんにまたいつかソロアルバムを出して欲しいなぁ、と願っています。
『Trust me』は名盤ですね。
優しい歌も聴かせて欲しいですし。
どうぞこれからもお元気で。

『SWEET REVENGE』《07・5H-175》〈作詞:山根栄子/作曲:佐橋佳幸/編曲:UGUISS〉(05’01’’)【1983】
佐橋佳幸の仕事(1983-2015) Time Passes On

佐橋佳幸の仕事(1983-2015) Time Passes On

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Gt Music
  • メディア: CD



TRUST ME - Deluxe Edition

TRUST ME - Deluxe Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/08/06
  • メディア: CD



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『Guilty/鈴木雅之』 [邦楽ロック/80年代]

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ども、おハローございます。

またしても達郎さんのライヴネタで棚からひとつまみ。
マッチの次はマーチンこと、鈴木雅之さんのシングル。

今回のツアーのセットリストは達郎さんの“キャラじゃない”楽曲を、ということで、
マッチの『ハイティーンブギ』同様にマーチンへ提供した楽曲のセルフカヴァーを披露。

1988年に発表された彼のアルバム『Radio Days』。
この作品では達郎さんは3曲をプロデュース。
マーチンと達郎さんとはアマチュアのシャネルズ時代からの交流があったそうです。
70年代中期、マーチンがレコードバーゲンでドゥーワップのコーナーをサクサクやっていたら、隣でゴム引き軍手をはめた男が猛烈なスピードでガンガンレコードを抜いていました。
その男こそが達郎さんなのでした。
ゴム手でレコードを掘る男伝説。
その後、大滝さんのナイアガラでのアルバム『レッツ・オンド・アゲン』(1978)の『禁煙音頭』でリードヴォーカルを担当したのがアマチュア時代のマーチン〈“竜ヶ崎宇童”名義で〉、その曲の途中で、『煙が目に沁みる』を歌いながら咽ている男が達郎さんでした。黒人音楽の同好の士でもあります。
その音源の十年後、鈴木雅之としてのソロ二作目を満を持してプロデュース。

達郎さんによるレコーディングは難産だったそうで、
マーチンに合った楽曲が思うように出来なかったんだそうです。
達郎さんの歌手・マーチンへのこだわり、思い入れも深かったんだと考えられます。
そして『ポケットミュージック』からのデジタルレコーディングとの格闘は依然として続いており、
理想とする楽曲と音質を目指しながらも3曲が出来上がったときにレコード会社から「待った」がかかります。
“違う、そうじゃない”ぞと。

レコーディングを開始してから3か月が経っており、そしてレコーディングにかかる経費も相当だったと云います。予定より長引くレコーディングに会社は達郎さんを呼んでレコーディング継続へのストップを告げます。
マーチンが当時所属していたのはエピック・ソニー。
当時の業界の先端を走るレコード会社の運営側としては効率の良いリリースタームで作品を出したい訳で、そこがどんなにお金や時間をかかっても良いモノが出来れば良いではないかという達郎さんと意見が衝突します。
大滝さんや達郎さんはご自身のレーベルを立ち上げて、じっくり時間をかけてレコードを作ります。
でもそうじゃないレコード会社の方が多い訳で。
なかなか難しい問題ですね。

紆余曲折はありますが、そのときの3曲はじっくり作られただけあって品質は折り紙つき。
名曲揃い。
その証拠にマーチンの最初のベストアルバム『MARTINI』には選ばれた14曲の中に達郎さんプロデュース3曲が収録されています。
そんなこんなで達郎さんのプロデュースで出来上がった3曲のうちの一曲が今回ご紹介する『Guilty』であります。アルバムからのシングルカット。

作詞はまりやさん、無論作曲編曲は達郎さん。
不倫を題材にしたまりやさんによる歌詞とコンテンポラリーなサザンソウル。
ブルーステイストが彩るいぶし銀のサウンド。
ミディアムテンポの16ビートのうなり。
イントロのドドドドッと迫力のあるドラミングは勿論青山 純さん。
ベースは伊藤広規さん、キーボードは難波弘之さんと達郎さん。
間奏のギターソロは大村憲司さん、
ギターの泣きが凄い名演です。
未成年お断り、苦味に満ちたアダルトな世界にむせ返ります。

マーチンに合わせた曲だけあって、まさにR&Bの漆黒の世界が展開されます。
男のやるせなさがセクシーな歌声に滲み出て。
今年のツアーで披露された達郎んが歌う『Guilty』もキャラじゃないとはいえ、力強い歌で素晴らしかったです。

残りの2曲、『おやすみロージー』は達郎さんのライブアルバムやベスト盤に、
『Misty Mauve』はレアリティーズにセルフカヴァーが収められています。

B面は『For Your Love』。
こちらもアルバムに収録されています。
プロデュースは佐藤 博さん。
おそらくお住まいのロサンゼルスでオケは録音されて、
ヴォーカルの録りは日本で行われたのだと思います。
こちらもR&Bテイストのファンキーなラブソング。
EPOさんとのデュエット曲。

達郎さんのプロデュースは3曲のみですが、アルバム『Radio Days』全体もとてもいいアルバムです。
当初はアルバム片面を達郎さんが手掛ける予定だったそうですが、
佐藤 博さん以外にも松尾清憲さんや安部恭弘さんが楽曲を担当していて、良い曲が多いです。

ちなみに昨日、9月22日はマーチンのバースデイでした。
おめでとうございます!!

『Guilty』《07・5H-3043》〈作詞:竹内まりや/作曲・編曲:山下達郎〉(04’39’’)【1988】




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『Water Colour/小林武史』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは、8月に紹介している夏のシングル。
8番目は小林武史さん。

小林武史さんというと、ミスチルを始めとして、マイリトルラバー、salyu、桑田佳祐、などなどのプロデューサー/アレンジャーとして大変有名ですが、80年代終盤に短い期間ですがソロシンガーとして活動していたことを知っている人はそれほど多くは無いと思います。
ミディから二枚のアルバムと二枚のシングルを残しています。
何を隠そう僕はその時代の彼の音楽のファンであります。
なんというかMIDIの最期の貴公子というのか。
なんのこっちゃ。

僕は桑田さんの1987~1988年のソロ活動でアレンジャー/共同プロデューサーとして参加したことを通じて知りました。桑田さんのあの時のシングルやアルバムの洗練されたサウンドには驚きました。
その後、サザンや大貫妙子さんのアルバムにもアレンジャー/プロデューサーとして名を連ねます。
その頃に小林さん自身もソロ活動を開始されて、興味を持って聴き始めました。
ファーストアルバム『Duality』は期待通りに素晴らしいアルバムでした。

マイリトルラバーや、小泉さんの『あなたに会えてよかった』でお分かりの通り、小林さんのメロディメイカーとしての才能は半端ありません。
そしてシンガーとしての魅力。
学者の様なルックスに相応しいクールで聡明な歌声。
シリアスで透明感のある繊細なメロディにピッタリなヴォイス。
緻密で風通しの良いアレンジ。
うたものとして十分に聴き応えありです。

今回ご紹介するのは1989年にリリースされたシングル『Water Colour』。
セカンドアルバム『Testa Rossa』からの先行シングル。
シングルとしては最初の作品。
これはプロモーション用のアナログシングル盤。
市販されているのはCDシングルのみです。
当時買ったCDシングルを持っていたのですが、どこかへ行ってしまいました。
という訳でジャケットはいかにもプロモ盤って感じの味気ないデザイン。
涼しげなミントグリーンが色に使われているところだけはグッドです。

A面は『Water Colour』。
この曲はジャケットにも書かれていますが、当時富士フィルムのコマーシャルソングにも使用されました。井森美幸さんが出ていました。
水彩画のように淡く優しいシンセの音色がゆらめき、小気味良いミディアムテンポの打ち込みのリズムが淡々と刻まれます。
心地よく涼しい部屋の窓を通して、燦々と輝く夏の風景を眺めている感じ。
清涼感のあるメロディに乗って、過ぎゆく暑い夏をクールな歌声で惜しむ。

B面は『夏の午後』。
これは90年代、俳優の大浦龍宇一さんが歌手としてシングルをリリースしたときのこの曲をカバーしていました。
晩夏に捧げる美しいバラード。
8月の日差しの強い真夏の午後の気怠く退廃的なムードが如実に立ち上って来ます。
じっとりと汗ばむような映像が心にフラッシュバックしそうに。
静謐さを湛えたアレンジの響き、逃げ水を追い求める様なせつなさ、儚さが歌にメロディに滲んでいます。
佐橋佳幸さんの12弦ギターの演奏も素晴らしい。




こちらは珍しいライヴ映像。
インタビューのバックで流れているのが『Water Colour』です。



小林武史さんの二枚のアルバムは現在どちらも廃盤なのが残念です。
後者の方は原 由子さんがその年のベストアルバムに選んでいましたよ。
90年代以降の華々しいプロデューサー活動にばかり耳が向いてしまいますが、
またソロ活動を再開して欲しいと思っているのは僕だけなのでしょうか。
そんなことを思う夏の終わりです。

『Water Colour』《MDR-25》〈作詞・作曲・編曲:小林武史〉(04'50'')【1989】



テスタ・ロッサ

テスタ・ロッサ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ミディ
  • 発売日: 1995/06/21
  • メディア: CD



DUALITY

DUALITY

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ミディ
  • 発売日: 1988/11/21
  • メディア: CD



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『思い出のビーチクラブ/稲垣潤一』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは。
今宵も夏の曲を。

稲垣潤一さんの1987年のシングル『思い出のビーチクラブ』です。
以前に『一ダースの言い訳』を取り上げてから、J.Iを改めて聴き直そうと、
ベストアルバムを買いました。
そしたら出てくる出てくる珠玉のナンバーの数々。
あれもそうだった、これもそうだったと、心が弾みました。
J-POPというやや軽薄短小な枠組みの中で一本芯の通った世界を作り続けてきたのが稲垣さんだと思いました。
様々な作家チームと組みながら独自のブランドを現在まで30年近くも守り続けて来ているというか。

そんな名曲たちの中で僕がひと際惹かれたのが今回のシングルです。
同年に発表されたアルバム『MINDNOTE』からのシングルカットでそれを機にリミックスされています。

60年代のモータウンのフォートップスの『 It's The Same Old Song 』とかレン・バリーの『1-2-3』とかに通じる躍動感のあるイントロのリズム。
颯爽としたギターの8ビートフレーズ。
瑞々しいサウンドとメロディがソーダファウンテンのように湧き上がります。
作曲はヒットメイカー林 哲司さん。
『一ダース~』もそうですね。
アップテンポのリズム、そして胸高鳴るような素敵なメロディに乗って歌われるの内容は、
明るい内容かと思いきや、実は悲しいのです。
売野雅勇さんの歌詞も素晴らしいです。
泣きそうです。
せつない。
やるせない。
哀しい。


歌に出てくるビーチクラブとは閉鎖されたリゾート施設で、
寂れた建物の描写から歌詞は始まります。
青春時代を過ごした思い出の場所。
過去には活況を呈した場所も今は無残な姿を晒している。
何だか若い頃の過去の自分まで否定されているような。
過去の明るい青春時代を懐かしむ内容なのですが、
学生時代というかモラトリアムな青春時代、若さに任せたあの頃の甘酸っぱい思い出を振り返りながらも後悔の念を滲ませています。
夢のように儚い、うたかたの日々の中で大切なものまで見失って。
その後、社会人としての厳しい現実に直面していると思しき苦さが歌詞の行間から垣間見られます。
あの頃にはもう戻れない。

《STAY GOLD》という言葉がせつなく響きます。

稲垣さんの絶妙な甘さを湛えた歌声が、少年と大人の狭間に揺れる青年の苦しさを見事に代弁しています。

アレンジを担当するのは船山基紀さん。
特に間奏の流麗なストリングスの響きが鮮烈な夏の想い出のように眩しく輝いて耳に感じられます。
爽快感のあるサウンドのブリーズが心の傷口に染み込んでくるような。

30年前の永遠のポップス。
過去の思い出をほろ苦く懐かしむ曲なので、ちょうど今くらいに聴き返すのが相応しいのかもしれません。30年前と言うと、バブルの頃でした。



この映像のJ.Iもイイですよね。
マリンルックが決まってます。
バックの演奏も一丸となったパワーを感じるし。

何度聴いてもイイですね。
1987年の夏のシングルと言うと渡辺満理奈さんの『マリーナの夏』がありますね。
リゾートでの淡い恋を歌ってます。

B面は『TRACES』。
アルバム未収録で、なんとクラッシックスIVのカバー。
オリジナルは1969年の作品。
このグループはバディ・ビューイとジェームズ・コブの共作で数々の名曲を残しています。
もちろん『TRACES』も例外ではなく。
そしてヴォーカルのデニス・ヨーストの南部系の男臭く甘い歌声の魅力。
稲垣さんの唄はそれとは正反対の声質なのですが、また違った魅力を楽曲に導くことに成功しています。
日本語の歌詞で唄われています。
担当したのは重実 博さんと言う方。
成就しなかった過去の恋についての唄。
こちらも振り返る内容ですね。

編曲はTOPICS。
個人なのかグループなのか判断がつきかねます。
もともとの楽曲も良いし、アレンジも稲垣さんのピッタリな繊細なムードに仕上がっていて良いカバーです。

何と言うか、僕にとって完璧なシングルです。
作家陣らによる分業も成功していた80年代の良い時代の充実したポップスでもあります。

真夏の昼の夢のような遠い音楽。


『思い出のビーチクラブ』《07FA-1103》〈作詞:売野雅勇/作曲:林 哲司/編曲:船山基紀〉(04’38’’)

30周年記念ベスト~テーマ・ソングス~

30周年記念ベスト~テーマ・ソングス~

  • アーティスト: 稲垣潤一,さがらよしあき,秋元康,売野雅勇,湯川れい子,安井かずみ,松本隆,山田ひろし,山田奈奈
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2011/10/26
  • メディア: CD



Mind Note

Mind Note

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL J(P)(M)
  • 発売日: 2008/03/11
  • メディア: CD



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『1ダースの言い訳/稲垣潤一』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは。
毎日遅くまで残業続きでレイトの映画もライヴも観られず、世界のニュースは残酷な事ばかり。
その憂さをブログで解消しています。

まぁ、それはそうと、今夜も1986年へタイムスリップ。
思い出のレコードに針を下ろします。

記憶は45回転。

さぁ、今夜はガッキーだぜ。
そう、稲垣潤一さんにズームイン!

前回のチェッカーズと同じ、2月21日リリースの10枚目のシングル。
1ダースの言い訳』と『April』の両A面扱い。
強力なダブルサイダーなり。

まずは『1ダースの言い訳』。
サンヨーのCDコンポのCМソング。

軽やかでノリの良いリズムが滑り込んできます。
低音を響かせたシンセベースのグル―ヴィなうねり。
60年代のモータウン風な陽性のサウンド。
稲垣さんの唄はスティーヴィー・ワンダーに似ているかも。
というか、ジョン・ヴァレンティかな。
甘さと蒼さが残る少年の様な稲垣さんの唄声にピッタリな曲調。
作詞は秋元 康さん。
タイトルもユニークだし、
海外のポップスで歌われる歌詞の世界を理解した作詞の技も。
稲垣さんとは同世代で聴いていた音楽も近いのかも。
作曲は林 哲司さん。
シティポップスの巨匠。
やはり60年代のアメリカンポップスやAORに精通したメロディライン。
萩田光雄氏によるアレンジも秀逸。

眼に新鮮な新緑や温かい陽光に囲まれたような心地の良いラブソング。
爽快なそよ風のように耳元を吹き抜けます。



ドラマティックなドラマー。
高井麻巳子さんもこの曲がお好きと本で読んだことがあります。

続いては『April』。
こちらはサンヨーのラジカセのCМソングでしたね。



うわー、爽やかな楽しいCFですね。
音楽とグンバツにハマっています。
女の子もチャーミングですね。
恋ダンスに負けてないぜ!(と言っておいて恋ダンスについてあんまり知らない。)

コチラも作詞は秋元氏。
四月ということで、新しい季節に旅立ちの歌。
そして、
作曲は木戸やすひろさん。
フォーシーズンズっぽいですが、さらに魅力を倍加させたメロディセンス。
木戸さんの作品に外れなしです。
実にラグジュアリー。
胸を掻き毟られます。
勿論、稲垣さんのヴォーカルとの相性もイイ。
アレンジは大村雅朗氏。
手拍子が入るとなんとなくウキウキしてしまいます。

13歳の時、その曲だけを素直に聴いて楽しんでいたときは気が付かなかったけれど、
その後、大人になってから様々な時代の海外のポピュラー音楽を聴いて学習した耳でまたあの頃の曲を聴き返すと、あぁ、この曲はあの音楽から影響を受けたのかな、とかイロイロ推理したり、深読みしたり、するのがまた楽しいんですね。大抵的外れなんですが。
それがオタクの特権なのでしょうか。

そして秋元氏の歌詞に戻って、

A面の『1ダース』

B面の歌詞

2人が暮らした子の街
3度目の夏が来る前に君は出ていく
April 4月になって僕も

と、1、2、3、4 と数字が続いて出てきます。
だからどうした。
でもあっぱれ、秋元先生。

2月にリリースされたシングルで一足早い春を感じさせてくれます。
どちらの曲とも60年代風のポップミュージックを80年代の手法でリヴァイヴァルさせることに成功しています。
ペパーミントの様な、そして、エヴァ―グリーンな輝きに満ちたサウンドを聴いてるとさっきまでの憂鬱な気分も晴れてきます。

そんな訳で、86年特集、まだまだ続きます。

じゃ、また。


『1ダースの言い訳』《07FA-1057》〈作詞:秋元 康/作曲:林 哲司/編曲:萩田光雄〉(03’33’’)【1986】


30周年記念ベスト~テーマ・ソングス~

30周年記念ベスト~テーマ・ソングス~

  • アーティスト: 渡辺なつみ,佐藤準,CHOKKAKU,塩入俊哉
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/06/11
  • メディア: CD



REALISTIC

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL J(P)(M)
  • 発売日: 2009/03/11
  • メディア: CD



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『モーニングムーン/チャゲ&飛鳥』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは。

ブログの時間の~時間です。

エンジンがかかって参りました、1986年特集第3弾。
行け行けドンドン、Walk right in で参りましょう。

今回はチャゲ&飛鳥で『モーニング・ムーン』です。
2月5日発売。
これまで紹介した2枚同様、所属レコード会社はポニー・キャニオンなり。

まだこの時代は表記はCHAGE & ASKAではありませんでした。
正式にローマ字表記で統一されるのは1988年からだそうです。

最近、ASKA氏について問題が起こりましたがまぁ、ここでは関係ありません。

この曲を聴くとまた当時の寒い2月を思い出します。
1985年後半位からオールナイトニッポンを聴くようになりました。
個人的な深夜放送ブーム到来。
1986年2月、僕は12歳でした。
よくオールナイトニッポンの放送中や、CМでこの曲が流れていたんですね。
ポニーキャニオンもニッポン放送もフジサンケイグループだから頻繁にオンエアされてたのですね。

この時期のオールナイトニッポンは
月曜は中島みゆき、火曜はとんねるず、水曜は小峯 隆生だったか小泉今日子、木曜日はビートたけし、金曜日はサンプラザ中野、土曜日はユーミンという布陣だったかと。
特にとんねるずとビートたけしのオールナイトはお気に入りでありました。
サンプラザ中野さんも良く聴いたなぁ。
この頃は深夜1時に放送が始まりますので、ときどき寝過ごしてしまう事も。
そのときはショックでした。テープに録音できてればいいのですが。

それはそれとして、
AMのアナログの粗い電波から聴こえてきた『モーニングムーン』にとにかく、インパクトを受けました。

ラジオを聴き終わって午前3時。
夜明け前、部屋の窓のブラインド越しに静かに浮かんでいる夜空の月が見えます。
2月の凍てつく清かな空気の中でひっそりと輝く月。
美しい静寂の中、ラジオから斬り込んでくるような激しいサウンド。

チャゲアスというと、なんとなく歌謡フォークっていうイメージがあったので、
派手なサウンドに少し驚きました。
煌びやかなシンセサイザーが鳴り響きます。
イントロの狂騒的なサウンドが嫌が応にも気分を駆り立てます。
そして、本編。
ドラマティックこの上ないメロディ展開が実に幻想的で。
さらにサビの盛り上がり。
まだ暗い夜明け前の空をどこまでも自在に飛んでいくような解放感。
想像のさらに上を行くようなメロディが快感を与えてくれます。
飛鳥氏の粘着質のある歌声も実に不思議で。

やはり飛鳥 涼氏の音楽センスは只者ではないですね。

夜明け前の何だか異次元の様な世界感。
今聴くと、間奏のデジタルなサウンドがいかにも80年代的な軽さと勢いで過剰に感じますが。
ミステリアスこの上ない。
ジャケットに映るお二人もSF的。

アレンジは『冬のオペラグラス』も手掛けた佐藤 準氏。





B面は『Gently』。
A面は飛鳥氏でしたが、B面はチャゲ氏。
情熱的な『モーニングムーン』とは対照的に静謐さを湛えた、ロマンティックなバラード。
これがウットリしちゃうくらいに都会的でメロウなのです。
チャゲアスに対して詳しくない小生でありまして、こんなにチャゲさんが繊細なラヴソングを作られるとはこのシングルを買うまで思っても見ませんでした。御見逸れ致しました。
歌声も甘くて。
『ふたりの愛ランド』だけの人じゃなかったのですね。(みんな知ってるよ!)
当時はラジオから録音した『モーニングムーン』だけを繰り返し聴いてました。
貧しい中一だったからね、御免。
その後大人になってシングルを買って(また御免、中古で)聴いてびっくりしました。
B面も良くて、
感動がマルチマックス。
チャゲなめんなよ。おい!
現・栗コーダーカルテットで活躍中の栗原正巳氏による音数の少なく緻密な箱庭のようなアレンジも楽曲の良さを引き出しています。球体の物体を低空から地面に落とした時にバウンドするときの音がサウンド・エフェクトとして効果的に使われています。
コチラも実に素敵な曲です、ハイ。

う~ん、やっぱりチャゲと飛鳥でチャゲ&飛鳥なんですね。
二つの才能がスパークしているんですね。

もう再結成する事も能わずなのでしょうか。

『モーニングムーン』《7A0552》〈作詞・作曲:飛鳥 涼/編曲:佐藤 準〉(04’06’’)【1986】



VERY BEST ROLL OVER 20TH

VERY BEST ROLL OVER 20TH

  • アーティスト: 飛鳥涼,田北憲次,CHAGE,西平彰,澤近泰輔,近藤敬三,瀬尾一三,平野孝幸,佐藤準,重実徹
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2001/04/18
  • メディア: CD



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『もうひとつの土曜日/浜田省吾』 [邦楽ロック/80年代]

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こんばんは、
またまたやって来ました。

ひと月ブリンズレイ・シュウォーツに、
土曜日のシングルたちへ》、のコーナー。

今回はハマショーこと、浜松商業高校です。
80年代は静岡県における甲子園出場校の常連でしたっけ。

でも残念、違った。
正しくは浜田省吾さんです。

当ブログでは初登場、だったかと思います。
浜ちゃん、(急に馴れ馴れしい)の土曜日ソングと言えば『もうひとつの土曜日』ですね。
あんまりハマコー(全然違う)について詳しくないので他にあったら教えてください。

1985年にリリースされたシングル『LONELY —愛という約束事』のB面です。

この度、上記の二曲を収録している1986年リリースの浜田省吾さんのアルバム『J.BOY』が30周年記念のデラックスエディションとしてリリースされ、チタマ(by二コチャン大王)いや、巷で話題を呼んでいます。
リミックス版、LP盤、EP盤、ライヴ映像、写真集などなどが納められているとのコト。
『J.BOY』のプロモ盤シングルもいいなぁ。
欲しい、でも高い。いくすぺんしぶ。

実は僕が持っている唯一の浜田省吾さんのアルバムが『J.BOY』です。
確か90年代の終わりにリミックス版が出たときに購入したのですが、とても良く聴きました。
このアルバムがあまりに気に入って、もうほかのアルバムを聴かなくても良いくらい満足しているんです。
他のアルバムを聴くのが怖くなってしまうのです。
2枚組、全18曲に渡って名曲が詰まっています。
浜田さんにとって初のチャートナンバーワンを獲得したアルバム。
ダブルアルバムでもかなり充実した内容で。
難を言えば、一部でアレンジ面が弱いと思います(その為にリミックスが施されたのだと思いますが)。
が、それを補って余りあるソングライティングの素晴らしさ。
ソロデヴューシングル『路地裏の少年』を再演しているだけあって、彼にとっても思い入れのあるアルバムなのだと想像に難くありません。

そんな訳でまずはB面の『もうひとつの土曜日』。
かつてミドリカワ書房がネットラジオ番組のタイトルを『いまひとつの土曜日』にしていたのには笑いました。
彼もファンなんですね。

そんなことはどうでも良くて。
70年代の西海岸、アサイラムレーベル系のシンガーソングライターが歌うようなハートフルなバラード。
アレンジもあの時代を思い出せる感じでさり気なく。
想いを寄せる女性には意中の彼氏がいるのですが、捨てきれない気持ちを抱いて優しいメロディに託します。
時代遅れかもしれないけど飾り気のない言葉が真心の深さを表しています。
熱い気持ちの裏側に、
週末の束の間、土曜の夜という時間の貴重さが伺えます。
そして最後のプロポーズ。



続いてA面の『LONELY —愛という約束事』。
ひたすらにブルージー。
とことんペシミスティック。
大都会の片隅で孤独さ(LONELY)を埋め合わせる為の行為としての愛。
それは本当の愛なのか。
それとも。
問えば問うほどに虚しさは増すばかり。
重苦しさを含んだイントロのエレキギター。
ミディアムテンポにじっとりと生活の疲れが滲んでいます。
遣る瀬無さを背負ったエモーショナルなメロディライン。
この曲のへヴィな歌詞、メロディ、そしてサウンドはとてもリアルです。
低音の歌声は深く深く心に響きます。
浜田さんの唄には市井の労働者の生活感や悲しみが感じられ、共感を覚えます。
そのメッセージは色褪せることはありません。
広島が出身地という事も関係があると思います。


そんな浜田さんは、現在もコンスタントに作品を出して、ROADへ出てライヴをされています。
我が道を往く。
ちょうどツアーも開催中で、先日のニュースでは声の不調で予定されていたライヴが延期されたそうです。

くれぐれもお大事に。


それでは、

はばないすあなざーさたでー。

『もうひとつの土曜日』《97SH1647》〈作詞・作曲:浜田省吾/編曲:板倉雅一〉(05’48’’)【1985】






"J.BOY" 30th Anniversary Edition(完全生産限定盤)(2CD+2DVD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SME
  • 発売日: 2016/11/09
  • メディア: CD



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