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『秋の扉/日暮し』 [邦楽ロック/70年代]

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こんばんは。
夏をあきらめて、
ちいさい秋、みーつけた。

日暮し”のみなさんにご登場願いましょう。

70年代に活動していた三人組のメロウ・フォークトリオ。
代表曲は1977年にスマッシュヒットした『い・に・し・え』があります。
名前は以前からずっと知っていたのですが、
実際に音源を手に入れたのは二年程前にディスクユニオンのレーベルからCD化された、彼らの後期にあたる二枚のアルバムでした。
その内の一枚、『ありふれた出来事』のタイトル曲を聴いて、どこかで聴いたなぁ、と思ったらRCサクセションの1988年の二枚組アルバム『MARVY』に収録されている『An old story ありふれた出来事 pt.2』でした。
歌詞は異なってましたが、アルバムのクレジットを確かめると作詞はキヨシローですが、作曲は日暮しの武田清一さんです。
この曲はRCサクセションの前身となる“The Remainders of The Clover”時代の楽曲で武田さんもバンドのメンバーとして在籍していました。
なるほど。
日暮しの音楽を僕は聴いたことなかったと思い込んでいましたが、ずっと以前の80年代から聴いていたのです。いにしえからその曲を気に入って鼻歌で唄っていたのです。
間違いは無かったのです。
初めて買ったRCのアルバムが『MARVY』でした。
『カバーズ』の半年前に出たアルバムでこのアルバムもとってもいい曲が多いです。

そんな訳で再発された二枚のアルバムも素晴らしい内容で。
さて、“日暮し”とはすでにご紹介した武田清一さんと、中村幸雄さん、そして紅一点の榊原尚美さんの三人組。
このグループの魅力は清涼感のある洗練されたメロディとサウンド、そして優美な榊原尚美さんの歌声。前回に続いての美人歌手。
デヴューが1973年の4月ということは、僕が生まれたとき。つまり同期。
今回再発された後期のアルバムはアレンジャーに星 勝氏を迎えて、がっぷり四つに組んでの共同作業が実を結び、より洗練された洋楽的なサウンドと日本の抒情的な歌詞が見事にブレンドされた作品を楽しめます。
星 勝氏というとRCの『シングルマン』と陽水さんの『氷の世界』のイメージですが、それらの名盤に負けない位のクオリティです。
彼らのような音楽性を今のシーンで当てはめるとするならば、まず思い浮かぶのはLAMPでしょうか。
男性二人に紅一点の三人組だし。そして美声の持ち主である女性ヴォーカルの苗字は“榊原”なのですから、見事な合致グー。

という訳で、シングルのご紹介。
秋の扉』。
1978年に発表されたシングル。
アルバム『記憶の果実』の収録曲でもあります。
彼らにとっての実質のラストアルバム。
作詞は武田さんで、作曲と編曲が星 勝氏。
夏の終わりの空気の中に、淑やかに秋の気配を感じるときの心地よい感覚と淋しい感覚。
そして恋の終わり。
イントロの揺らめくような風通しの良いサウンド、そして榊原尚美さんの浮遊感のあるコーラス。
ミディアムスローのゆったりしたグルーヴ。
絹の様な弦の響き。
ドラムは林立夫、ベースは高橋ゲタ夫、ギターは椎名和夫、高中正義、アコースティックギターは安田裕美、鍵盤は佐藤 準諸氏、名うてのプレイヤーによる確かな演奏。
そして成熟した榊原尚美さんの優美な声の響きにうっとりします。
榊原さんは80年代に入り、ドラマの主題歌となってヒットした『サンセットメモリー』を歌っていました。この歌も当時テレビで聴いていましたが、日暮しの方とは存じませんでした。

それはともかく。
彼らの楽曲には四季折々の季節感のある歌詞がよく描かれて色彩豊かで奥行きのあるサウンドと実にマッチするのです。

B面は『旅の童話』。
こちらはアルバム未収録で作詞は武田さん、作曲は武田さんと星氏との共作。
アレンジは星氏。
快適なテンポに乗って爽やかで瑞々しいメロディとサウンドが耳元を吹き抜けていきます。
そよ風の様で少しミステリアスな尚美さんの歌声がこれまた絶品。
旅情を掻き立てる歌詞もお誂え向き。
三人のコーラスもグッド。

彼ら音楽からは雄大で豊かな自然の空気が感じられます。
心が安らぎます。
メンバーは中村さんと榊原さんは東京生まれですが、武田さんは岩手出身。
岩手の大自然が音楽性に溶け込んでいるのかもしれません。
キヨシローさんと交流があったという事で住まいは国立なので、東京のローカルでディープな雰囲気も感じます。
シティポップスとは一味異なる洗練されたポップス。

さて、
今年の初めに彼らの未発表音源集『エヴァーラスティング』が発売されました。
これには当時録音されながら発表を見送られた楽曲たち、そしてアルバムの再発を機に武田さんを中心として再びメンバーが集まって再レコーディングした作品が収められています。
解散から30年以上過ぎて、止まった時間が動き出したように《あの頃》と変わらない丁寧に紡がれた音楽を新曲として楽しむことが出来ました。まさにエヴァーラスティングでエヴァ―グリーンな音楽でした。現代のデジタルのレコーディングを取り入れても武田さんの深いこだわりが貫かれていました。
榊原尚美さん、今は阿倍尚美さんの唄声の魅力も変わりなくて。
流行とは無縁の音楽だからこその強さを感じます。
素晴らしいです。
きっとこれからも聴き続けるコトでしょう。

出来ればコンサートも聴いてみたいです。
何時か何処かで。

是非とも。



『秋の扉』《VIH-1025》〈作詞:武田清一/作曲・編曲:星 勝〉(04’31’’)【1978】



Everlasting -Higurashi Unreleased & Rare Tracks-

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  • 出版社/メーカー: THINK!RECORDS
  • 発売日: 2017/01/25
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ありふれた出来事 (UHQ-CD仕様)(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: 小原礼,村上秀一,深町純,斉藤 ノヴ,大村憲司,渋井博,瀬上養之助,かしぶち哲郎,鈴木博文,椎名和夫,笛吹利明,岡田徹,武川雅寛,鈴木慶一,高中正義,後藤次利,今井裕,星勝,武田清一,榊原尚美,高橋幸宏
  • 出版社/メーカー: THINK! RECORDS
  • 発売日: 2015/12/16
  • メディア: CD



記憶の果実 (UHQ-CD仕様)(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: 上原裕,椎名和夫,安田裕美,難波弘之,穴井忠臣,林立夫,岡沢章,大村憲司,深町純,浜口茂外也,村上秀一,小原礼,笛吹利明,数原晋,ジェイク・コンセプション,荒井英治,小原哲次郎,山本剛,中島御,渋井博,伊集加代子,ロバート・ブリル,高橋ゲタ夫,松原正樹,高中正義,佐藤準,星勝,武田清一,榊原尚美
  • 出版社/メーカー: THINK! RECORDS
  • 発売日: 2015/12/16
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日暮し

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  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
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『北京ダック/細野晴臣』 [邦楽ロック/70年代]

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こんばんは、時刻はちょうど午前3時54分。
今宵のシングルはコレです。
去る5月7日、8日に細野晴臣さんが中華街でライヴを開催されたそうですね。
行きたかったぁ。
場所は、横浜の広東料理店、同發新館。
勿論、彼のファンなら思い出すのは今から40年前(1976年5月8日)に同場所で開催された伝説の中華街ライヴ。
ハリー細野カムバック!!

そのライヴは今回取り上げるシングルのリリース記念でもあったそうです。
北京ダック』は1976年4月25日発売でした。
前年の6月25日に発売されたアルバム『トロピカル・ダンディー』からのシングルカット、あらたにレコーディングされたバージョンです。

この曲は藤子不二雄先生の短編漫画からインスパイアされたそうですが、
僕も読んだことありますが、F先生じゃなく、A先生の方の作品で、ブラックユーモアの効いた恐ろしい内容でした。食欲は減退。

シングル・バージョンはキーもリズムも変更されています。
横浜の中華街、外は雨が降っています。ある一軒の中華料理屋さんの軒先で火事が!
お店からアヒルたちが飛び出して。
雨と火事、そして逃げ回るアヒル。
幸運にも、北京ダックになり損ねたアヒル。
騒ぎに紛れて、赤い靴を履いた君もアヒルを抱きかかえて逃げている(盗んだ?)。

上に下への大騒ぎの様子が、アルバムバージョンよりも速まったテンポでよりユーモラスに演奏で表現されています。バイヨンの弾むリズム。
キーも上がっているので賑やかな感じに拍車がかかっています。
異国情緒あふれるムードと、コミカルな世界観、ほのぼのとした細野さんの鼻歌。
今聴いても微笑ましく。
懐かしい感じとはまた少し違うのです。
サウンドがちっとも古びていないし。

当時の音楽ファンは細野さんのエキゾチックな路線に戸惑いを覚えたかもしれません。
今聴いても新しいくらいですので。

B面は1976年にリリースされた『泰安洋行』からの先行シングルとなる『ブラックピーナツ』。
和製カリプソナンバー。
当時の《ロッキード事件》での賄賂の金銭を“ピーナツ”と呼称していたことから、この事件を皮肉った歌詞と言われています。遊び心を練り込んだ歌声で陽気に歌うハリー細野氏。

サビのメロディはリチャード・A・ホワイティングの作品から引用しているそうです。
細野さんの叩くマリンバのイントロからリズミカルな演奏が始まります。

それにしてもA面、B面ともティンパンアレーの卓越した演奏がバクハツしています。
日本人離れしたリズム。
ギターは鈴木茂さん、ドラムは林立夫さん、そして細野さんのベース。

『泰安洋行』といえば、収録されている『香港Blues』はハワード・ホークス監督の映画『脱出』で使われた音楽で、少し前に梅田のプラネットプラスワンというミニシアター観ることが出来ました。
作曲者のホーギー・カーマイケルが劇中にピアノで弾き語りで唄っていました。
映画自体も面白かったです。
ボガードとバコールもイイですね。

俗に、ティンパンアレーの布陣で製作された、70年代後半の『トロピカル・ダンディー』『泰安洋行』『はらいそ』をエキゾチック三部作と称しますが、浮世離れした、夢にいる様な世界観が今でも新鮮です。
細野さんはこのとき20代後半でもっとも才気走ってる感じが伝わっています。
熱に浮かされた感じというか。
南国で育ったリズムを多用しながら、細野さんならではのクールな視点が貫かれていてそのバランスが絶妙です。
この時期、方や大滝さんもナイアガラレーベルから実に個性的な音楽を作りまくってました。
どこかライバル心もあったのだと思います。
松本 隆さんの情緒を重んじる言葉世界から見事に切り離されて。
当時の日本のロックの主流から独立していました。
だからこそ今でも音楽が生き残っているのでしょう。

細野さんのライヴは昨年の6月に初めて行きました。
もう大感激でした。
もうあれから一年近くになるのですね。早いなぁ。
またツアーで大阪に来られるそうですが、今回は行けそうにありません。

先日の中華街での宴は6月に国営放送でオンエアされるそうですね。
観ねば。
40年前の中華街ライブの模様はボックスセット『クラウン・イヤーズ1974-1977』のDVD に収録されていますね。

最後に、この場を借りて、
細野さんの育んでこられた魅惑の音楽に感謝します。
これからも御達者で浮世離れした音楽で楽しませてほしいです。

因みの今回のシングルはオリジナル盤ではなく、90年代中期に発売されたヴィヴィッドレコードからの再発盤です。これはこれでレア。

以上、(午前)三時の子守歌でした。

『北京ダック』《VSEP-805》〈作詞・作曲・編曲:細野晴臣〉(02’41’’)【1976】


泰安洋行(紙ジャケット仕様)

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  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2000/12/16
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トロピカルダンディー(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: 細野晴臣,細野晴臣,M.Gordon,矢野誠
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『トワイライト神戸/小坂明子』 [邦楽ロック/70年代]

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こんばんは。
前回、安田謙一氏の最新漫筆作『神戸、書いてどうなるのか』に便乗したブログを更新したところ、
この本の出版社の編集者の方の目に留まり、ツイッターで紹介してくださいました。
ありがとうございます!
そのせいか(そのせいだ )([コピーライト]安田謙一)、いつもの何倍ものアクセスを頂戴しました。
じぇじ・・、いや、びっくりぽんです。

日陰者のブロガーとしてお恥ずかしい限りですが有難いことです。


さてさて。
前回の記事に書いた通り、神戸へ行って来ました。

その日(日曜)のお昼に出かけ、新長田へ行って、鉄人28号を観てきました。
晴天の日曜日の駅の近くの広場にそびえたつ鋼鉄の巨人にハートを鷲掴みでありました。
ガンダムも良いけど、28号も負けていません。
それから神戸映画資料館で『紅の流れ星』を勧賞しました。
1967年代に制作された日活映画作品。
主演は渡 哲也、共演は浅丘ルリ子、藤 竜也、宍戸 錠、杉 良太郎、奥村チヨ、等。
神戸で撮影された映画です。監督は舛田利雄。
ずっと前にレンタルビデオで観て感激した一本でした。
資料館内のミニシアターで観直しましたが、やっぱり良いですね。
1960年代中期の神戸の街並みや港の風景もじっくり楽しみました。

そのあと大阪で夕方からライヴを観るためにすぐに神戸を後にしてしまいましたが、
楽しかったです。良い気分でした。

という訳で、
“神戸”について歌った曲でもうひとつ。
演歌/歌謡曲方面での“神戸”と名の付いたご当地ソングのシングルは多いと思うのですが、
ロック/ポップス系でもありました。

シンガーソングライター、作曲家の小坂明子さんの1977年のシングル『今だから』のB面曲
トワイライト神戸』にズームイン!
小坂さんは西宮市のご出身という事で、神戸も馴染み深い方。

作詞を担当しているが、なんと松本 隆氏。
松本氏がスケッチする神戸の街並みはやはり“風街”と相性が良いようで・・・・。

過去に恋人とデートした神戸の街へふたたび訪れる夕暮れどき、という内容。
元町、トーアロード、ポートタワー、金星台など、神戸の人気スポットで楽しいひと時を過ごしたあの日。
あの時の場所を辿ってしまう淋しさ。
楽しければ楽しいほどに、失った恋の痛手は大きくて。

歌詞は哀しい内容ですが、曲調は軽やか。
サックスとシンセサイザーがフレーズを陽気に追いかけっこ。
朗らかで清涼感のあるメロディは神戸のイメージにお誂え向き。
作曲は勿論、小坂さん。
親しみのある旋律に一抹のセンチメンタルを残して。
澄んだ歌声も耳元を颯爽と吹き抜けていきます。

間奏のフェンダーローズとサックスのソロ演奏も都会的。
ロマンティックな夜景を一人で観るのは、どうなのでしょう。
このときの歌の主人公の心情を慮ると『そして、神戸』の暗黒面に堕ちてしてしまいそうで少し怖い気もします。

にごり水の中に靴を投げ入れたり、
目についた名もない花を踏みにじっちゃいそうですね・・・・。

おぉっと!
考えすぎないで。

風光明媚な景色はときに人を傷つけます。
実に切ない“トワイライト神戸”であります。

神戸の歌は悲しい歌のが多いのでしょうか。
西田佐知子さんには『神戸で死ねたら』という曲もありますし。

神戸を舞台にしたポップソングと言うと。
このブログで過去に取り上げた南野陽子さんの『春景色』はタイトルには無いですが、彼女の育った街である神戸の街並みを描いた名曲ですね。
大好きです。

さぁ、順番が前後しましたがA面に移りまして。
今だから』。
勿論、80年代中期に大ヒットしたニューミュージックの御三方のコラボシングルじゃ、御座いません。
何とブルース・ジョンストンが作曲してバリー・マニロウの歌で大ヒットした『I Write The Songs』(邦題『歌の贈り物』)の日本語カヴァーなのです。
この曲はグラミーのSong Of The Yearも受賞した大名曲。
他にも様々な歌手が取り上げて歌っている曲を我が国では小坂明子さんが歌います。
日本語詞は大川 茂氏、編曲は青木望氏が担当。
原曲の歌詞とは大きく内容の異なるラブソングに仕上がってます。
名曲『あなた』をヒットさせた小坂さんが取り上げるのに相応しい珠玉のMOR。

1977年と言うと、この曲を作ったブルース・ジョンストンのソロアルバム『Going Pubulic』も発表されました。
小坂さんのカヴァーと関係があるのか判りません。
このアルバムは僕も大好きです。
『I Write The Songs』のセルフカヴァーも入ってるしビーチボーイズで先に発表した『Disney Girl』『Diredre』もアレンジを変えて聴くことが出来ます。名盤なり。

ブルース・ジョンストンといえば、
来年、マイク・ラブとビーチボーイズ名義で来日公演を開催するそうですね。
一方ブライアンも単独で、名盤ペットサウンズの再現ライヴで来日するそうです。
前者は来年3月に、後者は4月に来日。
数年前の夏に上記の3人を同じステージで観て感動した身としては甚だ淋しい限りです。
残念ながら僕はどちらにも行けそうにないですが、両者とも是非、サムライの格好で愉快なステージを繰り広げて頂きたいと切に願う次第であります。
そのときは『SUMAHAMA』も演奏ヨロシク!

『トワイライト神戸』《L-166E》〈作詞:松本 隆/作曲:小坂明子/編曲:小坂 潔、岡崎広志〉(03’22‘’)【1977】


神戸、書いてどうなるのか

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『空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ/四人囃子』 [邦楽ロック/70年代]

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こんばんは。
さぁ、北風に吹かれて、今夜もシングル盤を空元気にご紹介していきましょう。
前回のハース・マルティネス氏の『Altogether alone』が宇宙人との出会いの曲でしたが、、
日本のロックも負けていられません。
四人囃子の『空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ』です。
でかした!弟よ。

四人囃子といえば、
ジャパニーズ・プログレッシヴロックの代表格ともいえるバンド。
圧倒的な演奏能力と音楽センスの高さ。
そのサウンドの雄大さ、斬新さ、変幻自在さ、観月ありさ(蛇足)。
当時の二十歳そこそこのメンバーの才気走った音楽センスがバクハツしています。
名盤の誉れ高き『一触即発』『ゴールデン・ピクニックス』はずっと大愛聴盤です。
プログレとか関係なくカッコいいです。
そして、
四人囃子はシュールというかユーモアのある歌詞も魅力ですよね。
コピーライターの末松康生氏によるバンドサウンドとの不思議な化学反応。

その魅力がこのシングルにも遺憾なく発揮されてます。
作曲とヴォーカルは森園勝敏氏。
刻々と姿を変える大空の景色のように、ダイナミックかつ繊細な演奏。
空を鮮やかにサイケに染め上げる森園氏のギターフレーズ。
岡井大二氏の轟く大地のリズム。
このシングルから参加した佐久間正英氏の躍動するベース。
坂下秀実氏、そして佐久間氏同様に新メンバーの茂木由多加両氏の多彩なキーボード演奏。
ドラマティックな演奏から、今にも未確認飛行物体が現れそうな気配。
空飛ぶ円盤が現れて、

「ちっとも待たせなかっただろう」って得意そうに言ったり、

「映画に出たことのない人は乗せてあげられない」ってすまなそうに言ったり

なんだかフレンドリーな円盤なのです。
そんなどこかトボケた味わいがあるのが末松氏の歌詞の魅力です。
映画に出演したことのある奴じゃないとUFOに乗せないよ、というのはこのバンドが東宝レコードというレコード会社に所属してたのと関係あるのでしょうか。



弟を乗せて円盤が空を高く高く舞い上がっていく感じも演奏からイメージできますね。
このライヴバージョンでの演奏も鬼気迫ります。
末松氏の歌詞には“空”や“海”など大自然を舞台にした世界が多いです。

B面は『BUEN DIA(ブエン ディア)』。
A面と打って変わって、心地よいキーボードの音色が弾む、イージーリスニング風というかトロピカルな心地よい演奏に拍子抜けする間もなく快適なサウンドに溶けていきます。
20代そこそこの若者たちが何事もないように演奏しているのです。
凄い。
こちらはドラム奏者の岡井大二氏の作曲。
幅広い音楽センス。
のちに岡井氏はL⇔Rのプロデューサーとしても活躍します。
ベースの佐久間正英氏も日本のロックバンドを数々プロデュースしており有名ですね。
このバンドの影響が有形無形に日本のロックに沁みこんでいる訳です。

そいえば、コレクターズの加藤ひさしさんとローリーのユニット“21st Century Stars ”もシングルのカップリングで四人囃子のカヴァーをしてましたね。

それにしても黎明期の日本のロックミュージシャンは殆どが20代前後なのに演奏が達者でセンスも良い人ばかりって気がします。
70’s Vibration ですね。

このシングルは当時は『一触即発』の後発シングルとしてアルバム未収録でしたが、現在ではCDのボーナストラックとして二曲とも収録されています。

そして、
このシングルの記事を大学時代、僕に四人囃子の魅力を熱弁して教えてくれたМくんに捧げます。
今頃、どうしているだろう。

『空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ』《AT-1806》〈作詞:末松康生/作曲:森園勝敏/編曲:四人囃子〉(03’53’’)【1974】


一触即発(+2)(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: 四人囃子
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  • 発売日: 2007/04/11
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ライヴ・アルバム’73 四人囃子(完全版)(紙ジャケット仕様)

ライヴ・アルバム’73 四人囃子(完全版)(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 四人囃子,末松康生,中村真一
  • 出版社/メーカー: 有限会社PSC
  • 発売日: 2002/12/18
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From The Vaults 2

From The Vaults 2

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  • 出版社/メーカー: ダブルデア・パブリッシング
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二十歳の原点(+2)(紙ジャケット仕様)

二十歳の原点(+2)(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 四人囃子,コンフィデンス,高野悦子,末松康生,岡田冨美子
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2007/04/11
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2002 LIVE(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: 四人囃子
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2007/04/11
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ゴールデン・ピクニックス(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: 四人囃子
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70‘Sバイブレーション VOL.1

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  • アーティスト: ブルース・クリエーション,ガロ,四人囃子,あんぜんバンド,金子マリ&バックスバニー,上田正樹,憂歌団,ソー・バッド・レビュー,センチメンタル・シティ・ロマンス,めんたんぴん
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパン・コミュニケーションズ
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『都会/大貫妙子』 [邦楽ロック/70年代]

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ハイ、こんばんは。
ブログを久しぶりに更新して、他のSNSに全く告知してないのにも関わらず、変わらずにアクセスして下すってありがとうございます。
長い間更新していなくても、ブログへのアクセス数はそこそこ多かったりします。
過去の記事をご覧になって下さってるようで。
更新してない間、ミクシィの日記での下書きに利用する以外は殆どブログに近寄りませんでした。
過去の記事とか読み返すと間抜けなことしか書いてなくて恥ずかしいです。

前回のブログでは、最近のレコード界への不満をアレコレ述べました。
それはそうなんですが、
なんだかんだ色々とレコードマニアの喜びそうなモノをリリースしてくれるのはありがたいです。
(でも安い方が良いです。)
という訳で、そんな“レコードマニアが喜びそうなモノ”を取り上げましょう。
ブログは長いこと更新していませんでしたが、相変わらずシングル盤はアレコレとハンティングしています。

大貫妙子さんのアナログ7インチ、名曲『都会』です。
セカンドアルバム『Sun Shower』の収録曲で当時はシングルカットされなかったのですが、年々評価が高まっての、満を持してのリリース。
企画はHMV渋谷レコードショップ。

A面の『都会』。
アルバム全般で当時アメリカのロックシーンで大活躍中だった“スタッフ”のドラマー、クリス・パーカー氏を招聘してのレコーディング。
跳ねる16ビート、街の忙しないリズム。
坂本龍一、細野晴臣、大村憲司、斉藤ノブ、諸氏の名演、コーラスには達郎さんも参加。
清水靖晃氏のソプラノサックスのブロウ。
イントロがマーヴィン・ゲイの『What's going on』に少し似ています。
煌びやかで魅惑的な街のネオン、
都会に漂泊するように生きる若者たちをややシニカルにスケッチするター坊の言葉。
彼女自身が東京生まれ東京育ちの都会人。
若さに任せたうたかたの日々にピリオドを打とうとする女。
そよ風のような彼女の歌声は凛として冷静。
都会のナイトライフへの高まりを歌ったシュガーベイブの『Down Town』とは逆のアプローチですが、シュガーベイブ時代の楽曲から都会からの逃避願望が滲んでいました。
シュワシュワと泡のように弾ける間奏のシンセサイザーの音色、教授が弾いています。
端正なアレンジも教授。
70年代の東京の風景が感じられますが、今聴いても焦ることの無い感動が耳から離れません。



B面は『くすりをたくさん』。
マザーグースに不思議なメロディをつけたような。
くすりってドラッグのことかしらん。
シンプルなことば使いで童話のようなメルヘンの世界、でもちょっと怖い。
のちの『メトロポリタン美術館』にも通じる世界観。
リズミカルなラテンタッチの演奏。
こちらも教授によるアレンジの妙味が歌の世界をより豊かにしています。

それにしてもター坊のソングライティングのセンス。
コトバもメロディも非凡ですね。。
現在もコンスタントに作品をリリースされたり、ライヴをこなす才女。
来る11月28日はター坊のバースデイなのでした。
間もなくおめでとうございます!

『都会』《CRK-1021》〈作詞・作曲:大貫妙子/編曲:坂本龍一〉(05’09’’)【2015】


SUNSHOWER

SUNSHOWER

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2010/12/08
  • メディア: CD



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『サテンドレスのセブンティーン/かまやつひろし』 [邦楽ロック/70年代]

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お早うございます。
前回に続いて、
もう1枚、ムッシュのシングルを。
1977年にリリースされた『サテンドレスのセブンティーン 』。

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『エレクトリック ラヴストーリー/近田春夫』 [邦楽ロック/70年代]

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こんばんは。
前回に続いて、楳図先生の作詞された作品、と云うコトで。
近田春夫さんにズームイン!
「エレクトリック ラヴストーリー」です。

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『八月の匂い/鈴木 茂』 [邦楽ロック/70年代]

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こんばんは。
もう八月、早いですね。
という訳で、この一枚。
鈴木 茂さんのファーストソロアルバム「BAND WAGON」からのシングルカット、
「八月の匂い」。
はっぴいえんどの3rd「HAPPY END」に次ぐ、アメリカはLAでの録音。

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『珈琲不演唱/高田 渡』 [邦楽ロック/70年代]

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こんばんは。
chocolat & akitoのライヴを観に行ったあと、新宿発の高速バスに乗って京都へ向かいました。
京都へは翌日の早朝に到着しました。
駅から地下鉄で四条へ降りて,その足で歩いて訪れたのが,堺町三条のイノダコーヒでした。
と,云う訳でこのシングルを。
高田 渡さんの「珈琲不演唱(コーヒーブルース)」です。
(メジャーレーベルからの)ファーストアルバム、「ごあいさつ」からのシングルカット。
シングルのB面ですが、この際こっちをタイトルにしましょう。

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『しらけちまうぜ/小坂 忠』 [邦楽ロック/70年代]

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こんばんは。
最近手に入れたアルバムのひとつに小坂 忠さんの『HORO 2010』があります。
1975年にティンパンアレー系の仲間たちとガップリ四つに組んだ和製R&Bアルバムの名盤、「ほうろう」。その16chマルチトラックテープが近年に発見され、演奏の完成度の高さに感化されて当時の音源をバックに再びヴォーカルトラックを入れ直すと云う非常にユニークな企画盤。
今から丁度35年前の忠さんと、現在の忠さんの歌入れ10曲一本勝負。

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