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『皆笑った/ピチカート V』 [ピチカートファイヴ]

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さぁ、今宵も始まりました。

寄る辺ない独身中年男(シングルマン)と、
スマートで素敵で可愛らしい7吋(シングル盤)との深夜の出会い系ブログ『03’54’’』。

今回はどんなマッチングが期待できるでしょうか。

と、いかがわしい謳い文句で始めてみましたよ。
改めまして、ピチカートマニアのみなさん、こんばんは。

春も中盤戦。
四月にピッタリな曲がアナログシングルになりました。。
ピチカートV(ファイヴ)の1stアルバム『カップルズ』から30年目のシングルカット!
『七時のニュース』(A面)と『皆笑った』(B面)です。

まず、この季節になると、取り上げたいのは後者の『皆笑った』です。
アルバムではA面の3曲目。
小西康陽さんの作詞、そして高浪慶太郎さんの作曲によるシャッフルビートのナンバー。
《もう若くない》ボーイ・ミーツ・ガールの恋のうた。
ニール・サイモンの様な都会的ユーモアを湛えた、小西さんの歌詞と、
高浪さんの小気味良く洗練されたメロディ。
おふたりのコンビでのベストソングのひとつ。
初代ヴォーカリストの佐々木麻美子さんと高浪さんのデュエットで展開されます。
佐々木さんのどこか物憂げで素朴なウィスパーヴォイス、イイですねぇ。
軽快なリズムと、流麗なオーケストレーションによるアレンジも朗らか。

♪ 今年の四月はまだ寒くて 春が来てない

というフレーズはこの時節のまだ肌寒い陽気を感じると反射的に鼻歌で出てしまいます。
そんな愛唱歌です。


その後、ソニーでの4枚目のアルバム『月面軟着陸』(1990)では3代目ヴォーカリストとなる野宮真貴さんと高浪さんのデュエットで、
野宮さんの『30 〜Greatest Self Covers & More!!!〜』(2012)では高橋幸宏さんと唄われています。
若いお方が歌うより、大人の男女が口づさむのが相応しい曲なのだと思います。

続いては、A面の『七時のニュース』。
アルバムではB面の一曲目。
ややこしくてすみません。
たしかサイモンとガーファンクルにも同名の曲がありましたね。
作詞は小西さん、作曲は鴨宮 諒さん。
この曲に関してはこちらの記事でお楽しみください。

今からちょうど30年前、1987年の4月1日、エイプリル・フールにリリースされたピチカートの記念すべきファーストアルバム。
デジタルなサウンドが隆盛のあの頃に、イージーリスニング、ジャズ、筒美京平やいずみたくなどの1970年前後の万博歌謡、ロジャー・二コルズ、バート・バカラックなどのティンパンアレー系ポップス、ソフトロック、ヘンリー・マンシーニやニール・ヘフティなどの50~60年代の華麗な映画音楽などなど、さまざまな魅惑の軽音楽からのエッセンスを巧みに抽出したポップミュージック。早すぎた渋谷系。
奇を衒った音楽センス。
一ダースの大人のラブソング集が『カップルズ(COUPLES)』なのでした。
その響きはエヴァ―グリーンな輝きを今も放っています。

そういえば、先日、クリス松村さんのラジオを聴いていたら『そして今でも』が流れてきて嬉しくなってしまいました。不意打ちでラジオから好きな曲が聴こえてくることの幸福感。


話は変わりまして、

昨年の夏、ソニーミュージックがアナログレコード専門レーベルを立ち上げました。
GREAT TRACKS》。
ピチカートの二枚のアルバム『カップルズ』も『ベリッシマ』もLPでこのレーベルから目出度く復刻されました。小西さんの監修でバーニー・グランドマンによるカッティングでアメリカでプレスされました。
今回取り上げるシングルもこのレーベルから、同じく小西さんが監修しています。

近年のアナログ盤の再評価を受けて、今年の2月には80年代末以来、国内には東洋化成にしか無かったカッティングマシンもソニー独自で導入したそうです。

久しぶりにレコード製作へ本腰を入れようとしていますが、
かつて、フランスのフィリップ社と共同で、レコードに代わるデジタル音楽メディアCD(コンナコトシタラ・ディスラレル、いや違った)を開発した会社がソニーでした。
レコードやレコードプレイヤーの生産を終了にして、CDおよび、CDプレイヤーの販売に躍起になった会社がまたレコード販売に舵を切る。
CDが売れなくなって、そしてダウンロードはおろか、MDすら売れなくなって、代替する筈だったカセットテープにまで人気を奪われる始末。
こんな未来を予想出来たでしょうか。
皮肉なものですね。

♪ すこし 嘲笑った



『皆笑った』《MHKL 1》〈作詞:小西康陽/作曲:高浪慶太郎〉(03’23’’)【2017】


カップルズ

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
  • 発売日: 2016/08/24
  • メディア: CD



ベリッシマ

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
  • 発売日: 2016/08/24
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ピチカートマニア!

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  • 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
  • 発売日: 2017/02/22
  • メディア: CD



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『REACH OUT/SUNSHINE』 [米国ロック/70年代]

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こんばんは。
3分54秒クッキングの時間です。
春っぽいシングルを鳥揚げよう。
何だか窓の外は荒れ模様のお天気ですが、そんなときこそこんな一枚。

SUNSHINEというグループの『REACH OUT』というシングル。
邦題は『春風のうわさ』。
70年代の後半にアメリカでデヴューしたブルックリン出身の3人組。
NYの出ですが、バンド名どおりにサウンドは西海岸の明るく爽やかなサウンド。


イントロのアコースティックギターのアルペジオに新緑の芽吹きの様な瞬き。
ギロの響きもよいアクセント。
メンバーの息の合ったハーモニーもキラキラと。
マイルドなメロディは陽だまりのよう。
韻を踏んだ歌詞にも良いバイブレーションを感じます。
3分に渡り、安らぎのグッドタイム・ミュージックが心へゆっくりと沁みこんで行きます。




B面は『THE WOMAN'S A NATURAL』、
邦題は『彼女のまごころ』。
こちらはメロウなミディアム・バラード。
A面に負けない位グッとくるメロディが広がります。
厳かな鍵盤とストリングスの響き。
ここでもメンバーのコーラスワークが効果的に展開されて、
琴線を刺激します。涙腺も緩みそう。



シングルのジャケットに書かれている解説に寄れば、メンバーは、
ウォルター・ジル・デ・ルビオ、ラルフ・ベルシコ、そしてジョー・タボルミーナという名前の男性の3人組。
イタロ・アメリカンらしいです。
と言えば、ラスカルズやフランキー・ヴァリ、ローラ・ニーロにも通じるグッドフィーリングがこのバンドから感じられます。

この曲が生まれた70年代後半はディスコやAORが主流でしたが、こうした70年代初頭に聴かれたアコースティックなCS&NあたりのSSW系なサウンドはやや分が悪かったかもしれませんが、今聴いても新鮮な響きを湛えています。
プロデュースはAram Schefrin。


少し前に長門芳郎さんが出演しているラジオ番組『ようこそ 夢街名曲堂へ』にて、2017年に再発したい音楽として、上記の2曲を収録したサンシャインの同名のファーストアルバムを挙げていました。
まさに長門さん好みのサウンド。
メンバーにも過去に会った事もあるそうです。
是非、リイシューが実現すると良いのですが。
このラジオ番組の長いですよね。
静岡にいた頃はよく聴いていましたが、ラジコでエリアフリーやタイムフリー機能が使えるようになってまた聴くようになりました。
毎週毎週、すてきなメロディとトークが聴こえてくるラジオ。
これからも末永く放送して頂きたい。

ちなみにこのグループはアメリカの“ROULETTE”という有名なレーベルから作品をリリースしていますが、ここのレーベルのレコードのレーベル面がまさにルーレットを模したデザインで、プレイヤーに乗せて再生するとまるでカジノでのルーレット盤みたいにクルクル廻ります。
勿論このルーレットでのゲーム(音楽)にはハズレなしですよ。
さぁ、張った張った!

という訳で《魔法をしんじるかい?》なシングルでした。

『REACH OUT』《YK-99-RO》〈Written by Walter Gil de Rubio〉(03’12’’)【1978】



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『EYES OF THE CHILD / DEBBIE GIBSON』 [米国ロック/90年代]

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おはろーございます、『恋すれど廃盤』コーナーです。

金曜日にコンサートへ行ってきました。
先月のCKB以来。
山下達郎さんのコンサートツアー『Performance 2017』の大阪フェスティバルホール公演。

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ほぼ毎年のように精力的に開催される達郎さんの今回の全国ツアーは先月から始まって、金曜日のフェスティバルホールはツアーの7日目で、同場所は今年初めてです。
幸運にもチケットを取ることが出来て、しかも3列目、ホールの中心からやや右側というかなり良い場所からライヴを楽しむことが出来ました。
勿論、ネタバレをするつもりは毛沢東ございません。

初めて達郎さんのコンサートへ行ったのは1992年の3月、奇しくもフェスティバルホールでした。
わざわざ静岡から大阪まで行きました。追加公演で。
それ以来、全国ツアーがある度に参加してきました。
ひょっとすると一昨日行った公演はその中でもベストではないかという位に感激しました。
まぁ、毎回そう思える程達郎さんのライヴは楽しくて、素晴らしいのですが。
まさにライブアルバムのタイトルにあるように『JOY』。
今回の曲目も良かったし、達郎さんの衰えぬノド、そして音楽へのパッション。
そしてバンドの面々の演奏の充実ぶり。
さらに舞台セット装置も照明も。
さらにさらに大阪フェスティバルホールという会場が持つ音響や環境の素晴らしさ。
達郎さんが“日本一のホール”と明言するほどの。
音楽の殿堂。

そのどれもが最高でした。

最近、休みの日に彼方此方へ出かけたりするはあまりなくて、外からの刺激が少なかったのですが、達郎さんのライヴを観られればいいんじゃないか、と思います。それで十分だと。
全ての演奏が終わり、達郎さんがステージの端から端へ移動して会場に集まった聴衆に想いを込めて別れの挨拶をしているときの優しい表情。
毎回終わり方はほぼ同じなのですが幸福に包まれます。
コンサートを観終わった時の、あのなんとも言えない温かな安らぐ気持ち。
音楽の魔法なのでしょうか。
あの至福の気分を味わいたくて毎回ツアーへのチケットを必死に手に入れるのだと思います。
達郎さんもそして先月観たクレイジーケンバンドも何か共通する感動を覚えました。
それは達郎さんも横山 剣さんも音楽活動を始めて長いキャリアを重ねつつも、常に音楽へ真摯に無邪気に向かい合い、商業音楽という卑近なモノの中に崇高な世界を魅せてくれる職人なのだと思います。
そして海のように深いサーヴィス精神を持った音芸人。
イイネ。

因みに今回は初めてスマホのアプリをチケットとして利用しました。
e +のスマチケ。
上手く使えるか会場まで心配でしたが問題なかったです。
発券の手数料がかからないのも経済的であります。

という訳で、当然達郎さん関連のシングルをご紹介しようと思うのですが、
ネタバレはしたくないので、達郎さんのオリジナルソングではないシングルを。
プロデュースとアレンジで関わった作品を。

80年代終わりから90年代に主に活躍したアメリカの女性シンガーソングライター、デビー・ギブソンの1993年のCDシングル『EYES OF THE CHILD』。
デビーさんが所属していたアトランティックも、達郎さんが当時所属していたMMGもワーナーミュージック・グループの系列のレコード会社で、1990年に彼女が達郎さんの楽曲を『WITHOUT YOU』というタイトルで発表しました。その曲は翌年に達郎さんが『さよなら夏の日』としてリリースします。
さらに彼女のお母さんがひとりア・カペラシリーズの『ON THE STREET CORNER』をお気に入りだったこと。
それら経緯となりリリースされた今回取り上げるシングルは達郎さんの多重コーラスをバックにデビーさんが歌います。
曲は彼女のオリジナルソング。
タイトルに『EYES OF THE CHILD』とあるように、子供の瞳、あの頃の無垢な感性への郷愁。
過ぎ去りし日々、を愛おしく振り返るノスタルジックなバラードの曲調にドゥーワップのサウンドは実にお誂え向きであります。
達郎さんの自家薬籠中である一人多重コーラスの透き通るような響きとデビーさんの澄んだ美声とのハーモニーも実にマッチしています。彼女のメロディも甘美で。
TATSURO YAMASHITAの音楽センス、洋楽となんら遜色御座いません。



曲のテーマは『僕の中の少年』に通じるものがあるかもしれません。
この曲は今回のツアーで唄われたのでしょうか。
どうなんでしょう。

カップリングは『LOVE OR MONEY』。
こちらは達郎さんは関わっていません。
CDシングルにはこの曲へのクレジットが未掲載ですが、恐らく彼女の作詞作曲なのでしょう。
ファンキーなアップテンポなポップナンバー。
僕と同世代の才色兼備なガールシンガーでした。
近年はそれほど活発な活動は耳にしないのですが、是非これからも素敵な曲を聴かせてほしいと思います。

出来れば、シングルに『EYES OF THE CHILD』のカラオケも収録して欲しかったです。

達郎さんの今期のツアーは8月までですので、
それ以降にネタバレな楽曲のシングルをゼッタイ取り上げようと思います。
お楽しみに!
それまでにもう一回ライヴを観に行く予定です。
お楽しみに!(自分に)


『EYES OF THE CHILD』《AMDY-5106》〈Written by Deborah Gibson / Arranged by Tatsuro Yamashita 〉(02’21’’)【1993】


グレイテスト・ヒッツ<ヨウガクベスト1300 SHM-CD>

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2017/05/31
  • メディア: CD



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『桜 super love/サニーデイ・サービス』 [邦楽ロック10年代]

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こんばんは。

季節は、春。
桜満開。
ゆっくりと木々に咲いた花々を愛でている時間は残念ながらなくて、
通勤途中に電車の車窓から景色を見ているだけですが。

2017年の〈さくらソング〉をご紹介。
サニーデイ・サービスのニューシングル。
昨年リリースされた傑作アルバム『Dance to you』からのシングルカット『桜 super love』です。

前回のインディーズのジャケットに続いて、
こちらもピンクなイラストが目を惹きますね。
ご存じ、岡崎京子先生のイラストをあしらったジャケ。

レコーディング途中でドラマーの丸山晴茂さんの体調不良により、録音の方向性や進行に変更を余儀なくされ、ベース以外は曽我部さんが演奏を殆ど担当。ドラムも代役を立てずに、彼自身が叩いたり、リズムアレンジを施して仕上げたという難産なアルバムだと云います。
が、ピンチはチャンスといいますか、嵐のあとの日本晴れといいますか、
もうひとつ例えるなら、ちあばきお先生の名作『キャプテン』にて、丸井主将時代、地区予選の決勝で墨谷二中と青葉学園との死闘の末の18回裏のイガラシのサヨナラホームランの様な激闘のあとが伺える、だからこそ美しいアルバムなのだと思います。
活動再開以降のアルバムも優れた内容ですが、90年代の『東京』『MUGEN』に匹敵する内容で。
昨年のベストアルバムでした。


そして今回のシングル。
アルバムの終盤のハイライトとなる名曲。
歌詞がとってもせつなくて美しい。

きみがいないことは きみがいることだなぁ

という一行に感動します。
喪失感と対峙した含蓄の深いことばですが、作為が感じられません。
この《きみ》とは恐らくドラムの丸山さんに捧げられていると思われます。

ソロ以降の曽我部さんはメロディより歌詞に重きを置いていたと思いますが、
その歌詞の素晴らしさがこの曲に極められていると思いました。
そしてサニーデイ時代のメロディの良さもここにきて熟成されて。
彼の優しい歌声とミディアムテンポ、でもリズムはダンサブルな16ビート。
キラキラしたシンセの音は陽だまりのよう。
勿論その春のんびりとした気分の背景には言い知れない悲しみも横たわっていて。
厳しい冬を経ての短い春爛漫。
サウンドで春の穏やかで儚い表情をスケッチしています。



まるで岡崎京子さんの漫画の世界に通じる様なドラマ仕立てのMVで素敵ですね、切なくなりますね。

B面は同曲のラブリーサマーちゃんによるリミックス。
昨年、メジャーデヴューを果たした、女性によるソロの宅録ユニットのラブリーサマーちゃんによるサウンドは、サニーデイのバージョンよりもバンドサウンドっぽい仕上がり。
誰もいない春休みの学校の校舎で放課後の空気感が味わえるような、爽やかなリミックス。
ユーミンの『最後の春休み』みたいな。
ラブリーサマーちゃんの桜の花びらのような、はらはらと切ない歌声もフィーチュア。
リミックスにありがちな過剰な演出を加えずに、楽曲の良さを生かした“ly summer chan remix”なり。

春っていいなぁ、思わずにはいられないシングル。

今回ご紹介したのは限定の7インチですが、同時発売でCDも発売されています。
そちらには更に、新曲やRCサクセションのカバー、そしてアルバムリリース後に開催された昨年のツアーの模様を捉えたライヴ音源などが収録された、55分に及ぶデラックスな内容。
特にライヴ音源は“サニーデイの激情”って感じのパワフルな演奏が襲ってきます。
聴きどころ満開なり。

ライブには参加していなかったドラマーの丸山さんの体調は徐々に回復に向かっているようでなによりです。
サニーデイは今年の夏に久々に野音でライブをするとのこと、行けるかな。

桜は散ってもこれからも活動が楽しみです。

蛇足ですが、
文中に『キャプテン』のコトに触れましたが、そういえば、コージィ城倉先生による、ちばあきお先生の名作『キャプテン』と『プレイボール』の続編『プレイボール2』が連載開始されましたね。
第一回を読みました。絵のタッチに違和感がありました。それは勿論仕方がないですが、さすが長年ちば漫画を研究されているだけあって、ストーリーの細部にまで『プレイボール』の世界観が再現されていると思います。物語の続きが楽しみになりました。
コージィ城倉先生は原作だけに回って、ちばあきお先生のアシスタントを経験されていた高橋 広先生が作画を担当すればより『プレイボール』な世界観が出たのにな、と思います。高橋先生は今は漫画を描かれていないようですが。
是非是非、ちば先生の世界観を絶対損ねることなく楽しませて欲しいです。
大変なコトでしょうけど。
がんばらなくっちゃ。
因みにキャプテンのシングルはこちら


『桜 super love』《ROSE 207》〈作詞・作曲・編曲:曽我部恵一〉(04’28’’)【20017】


桜 super love(7inch) [Analog]

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ROSE RECORDS
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: LP Record



桜 super love

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ROSE RECORDS
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: CD



DANCE TO YOU

DANCE TO YOU

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ROSE RECORDS
  • 発売日: 2016/08/03
  • メディア: CD




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『インディーズのテーマ/インディーズ』 [邦楽女性アイドル/90年代]

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こんばんは。
24時間ぶりのご無沙汰でした。
前日に続いて、
黒沢健一さんのアイドル仕事でもう一枚。
このシングルがレヴューで取り上げられるのはネット広しと言えど、このブログが最初だと思います、きっと。
興奮してきたなぁ(by サンドウィッチマン)。

1998年頃にテレビ東京の深夜番組中の企画として、アイドルグループを結成するという流れの中で、制作された楽曲だったかと思います。
《地下アイドル》という言葉が恐らくまだ無かったころのお話。

アイドルグループの名前は、ずばり『インディーズ』。
メンバーは、千葉れみさん、深谷まりえさん、三瓶あさみさんの3人。
身も蓋もないグループのネーミングに深夜番組の企画の泡沫さが透けて見えそうな。
さらに、
彼女たちの記念すべきデヴューシングル、タイトルは『インディーズのテーマ』。
ここでもズッコケてしまいそうに手抜き。

いや、しかし。
その分、楽曲の製作には力が入っております。
作詞はサエキけんぞう氏、作曲が黒沢健一さん、そして編曲は清水信之氏。
なかなか豪華です。
ミディアムテンポのオールディーズ風なメロディライン。
三連~シャッフルっぽいビートに乗ってほんわかと可愛らしい旋律の蕾がひらきます。
難を言えば、やや派手さに欠けますが。
この曲もポップなサビが導入部になっています。
健一さんは60年初頭のガールグループを勿論意識していたのだと思います。
デヴィッド・ゲイツの曲みたいに?
ちなみに拙ブログでは彼が手掛けた珠玉のガールポップを過去に紹介してます。

それはさておき、
サエキけんぞうさんの歌詞もドリーミィこの上ない。
アイドルポップスの作詞も上手いですよね。
ありがちな応援ソングじゃなく、何にも語っていないのが素敵です。
歌唱力の拙さを武器にのどかな世界が広がります。

演奏も恐らく、清水信之氏による一人多重録音で、打ち込みではない生楽器でのサウンド。
シンセもアナログな質感。
デモ音源と聴き間違えちゃいそうですが、デジタルなサウンド主流の今こそ、このチープさがイイのです。ここでも鐘の音が鳴っています。

2曲目はカラオケ音源ですので、演奏の妙味を楽しめること請け合いです。

さらに3曲目以降はボーナストラック?で3人のお嬢さん方それぞのれのボイスサンプルが収録されています。
CDの宣伝文句やあいさつなどの日常会話や四文字熟語収録。
それ以上でもそれ以下でもありませんが、
使い道が判りません。

発売はこれまで聞いたこともない様な、どマイナーなレーベル《DOLLED-UP》から堂々リリース。架空の存在かも。
無論、90年代なので、8センチのCDシングル。


埋もれてしまうにはちょっと惜しい、3ミニッツの可愛らしいガールポップスでした。

勿論、このグループの作品最初で最後。
これっきり これっきり もう これっきり ですよ~。

以上。

『インディーズのテーマ』《DUIP-6001》〈作詞:サエキけんぞう/作曲:黒沢健一/編曲:清水信之〉(03’23’’)【1999】


インディーズのテーマ

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 1999/03/25
  • メディア: CD



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『運命 '95/Melody』 [邦楽女性アイドル/90年代]

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ども、はぐれブロガー軽佻派です。

今夜も黒沢健一さんについて。
彼のメロディメイカーとしての魅力にズームイン!

95年、当時活動していた女性3人組アイドルMelodyのシングルに健一さんが書き下ろしました。
メンバーは田中有紀美さん、望月まゆさん、若杉 南 さん。

この時期だとL⇔Rが『Knockin’ on your door』をヒットさせていた頃でしょうか。
バンドの活動以前にも健一さんは女性アイドルに曲を少しづつ提供していました。
南野陽子さんとか。
一番有名なのは森高千里さんの『気分爽快』ですね。

♪ のもお~
 
ってやつです。
バンドで成り立つ前にソングライターとして活動して、女性アイドルへ楽曲を提供していたという経歴。
アメリカへ目を向けますと、思い出すのはデヴィッド・ゲイツですね。
アサイラムにて四人組のバンド、ブレッドとしてデヴューする以前の60年代前半~中期にはやっぱりガールシンガーやガールグループへ沢山の曲を書いてました。それらもとってもいい曲ばかりでした。
それはそれとして。

また前置きが長くなりました。


運命 '95』について。
イントロにて、これでもかこれでもかと鬼のように連発されるオーケストラルヒットの嵐。
バブリーな感、無きにしも非ずですが、仕方がありません。
だって運命なんスから。
ディアゴスティーニに、
いや、
ディスティニーに、
ビビッとこなくちゃ。
ベートーベンの ♪ ジャジャジャジャーン!!
に対抗するにはこれくらいやらなきゃ、とアレンジャーの新川 博氏が考えたかどうかは知りませんが、インパクトがあり、かつ下世話なイントロ。
当時はエイヴェックス系のダンスビートも隆盛でしたし。

イントロ以降は、
健一さんのジェットコースターのようなめくるめくメロディ展開にグッときます。
サビ、Aメロ、Bメロ、そしてCメロと、メロディメイカーとしての面目躍如。
そしてゴーバンズの森若香織女史の歌詞も、ドラマティックな旋律とアレンジに負けまいとする気合に満ちています。
恋に勝気な年頃の娘気質に溢れた、女性上位な歌詞で迫ります。

この曲はL⇔Rも同年に発表されたアルバム『Let me roll it !』で取り上げています(『Knockin’ on your door』も収録)。
僕が知ったのは、
シングルレヴューの先輩である、nakamura 8cmさんの失われたメディア-8cmCDシングルの世界-でのレヴューで、ずっと後になってでした。
僕がL⇔Rを熱心に聴いてたのは前作のアルバム『Lack of Reason』まででしたっけ。
ブレイクするとちょっと気持ちが離れてしまうのは悪い癖です。
メロディは『運命~』ですが曲の構成、アレンジ、そして歌詞は変更されています。
出来の方は、僕としてはMelodyの方が気に入っています。
先に長く聴きこんでいた所為もあるのかも。




ワンカット、ワンシーンで撮影されたPV、ヒッチコックもビックリ。
低予算で行き当たりばったりに撮られているのかと思いきや、
案外、計算尽くされていて、
ダンスを魅せる場所や小道具として電話をかける場所とか、タイミングとか予め決められていたのだと判ります。
建物の地下に入ってあちこち移動して、巡り巡って、曲の最後には最初にいた建物の入り口にちゃんとタイミングよく辿り着いている。
時間までにちゃんと元の集合場所に戻る、という決まりを守っての自由行動な訳ですね。
なるほど。
それにしてもこのロケ地、なんかRPGのダンジョンみたいですね。
何処にあるんだろう。
彼女たちの熱心なファンが聖地として訪れたり、、、、はしてないか。
キレイなお嬢さんたちのダンスとはしゃっぎっぷりも堪能できる魅力的な映像ですな。
キャメラマンさんもお疲れ様です。

この曲は多分当時スーパージョッキーかなんかで知ったんですね。
90年代は総じてアイドルグループの冬の時代でしたから、情報源はスーパージョッキーに負うところは大きかったです。
その数年後、NHKの『天才てれびくん』で出演してる女の子たちがこの曲をカバーしていて、『運命 '99』というタイトルでした。
『~ '99』にした方がなにか、運命!って感じが強まりますね。
なんでイイ大人が小学校低学年向けの番組を観てるんだ、っていう話でもありますが。
この番組は真心ブラザーズの『空にまい上がれ』、ホフディランの『極楽はどこだ』とか僕の好みに合った曲を何故か取り上げていて、何気なく観てしまいました。


カップリングは『フラレタ気分』。
『ふられた気持ち』では無く。
作詞は天野 滋、作曲は羽田一郎、そして編曲は鈴木雅也諸氏によるもの。
こちらもノリが良くてキャッチ―なメロディで親しみやすい曲です。
♪ Yai Yai Yai Yai ~が耳に残ります。


Melodyは、90年代と言う不遇な時代の活動でしたが、近年のアイドルブームの中で再評価も徐々に高まり、ベスト盤が21世紀になって編まれたり、ラグジュアリー歌謡の枠の中でも評価されたりと少しづつですが認知されて来ているようです。
最近の地下アイドルによってこの曲をカバーした動画がアップされたりと、名曲は歌い継がれているのですね。

『運命 '95』《PCDA-00758》〈作詞:森若香織/作曲:黒沢健一/編曲:新川 博〉(04’06’’)【1995】


Myこれ!クション Melody BEST

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2003/05/21
  • メディア: CD



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『君と夏と僕のブルージーン/L⇔R』 [邦楽ロック/90年代]

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はーい今晩は。

↑THE HIGH-LOWS↓(ハイロウズ)の次に取り上げたいのは、L⇔R(エル・アール)。
上下、左右。
なーんて。

遅くなってしまいましたが、
昨年12月に惜しくも急逝された、黒沢健一さんを偲んで。
未だにお亡くなりになったのが信じられません。
とにかく若過ぎます。
YOUNG MAN IS GONE....


そしてご紹介するのは4枚目のシングル『君と夏と僕のブルージーン』であります。
英語のタイトルは『NOW THAT SUMMER IS HERE』。
L⇔Rで一番好きなシングルです。
他にもいっぱい素晴らしいシングルを出し続けてくれましたが、やっぱり思い入れがあるのはコレです。

彼らの音楽を知ったのは93年頃。
夏にビールのCМで『恋のタンブリングダウン』が流れてからだったと思います。
そして大学のサークルの友人が当時出た彼らの編集盤『LOST RARETIES』を買って聴かせてくれました。
その流れでその後、冬にリリースされたこのシングル、そしてオリジナルアルバム『LAND OF RICHES』を自分で買いました。この二枚は同時発売。

とにかく曲を書いて歌う黒沢健一さんの天賦の才能。
メロディメイカー、そしてシンガーの魅力。

そういえば、さきほど登場した友人は高橋ひろさんのコトも教えてくれたのでした。
僕が好きだった高橋ひろさんとほぼ同時期に活躍していて、ひろさんも黒沢健一さんを高く評価してました。
ひろさんと黒沢さんはどちらも60年代のアメリカンポップスに深く影響を受けています。
どちらかというとひろさんは歌謡系、黒沢健一さんは洋楽、ビートルズ系に傾いていましたが。
お互いに美しいメロディを作ることが得意。
そして歌も上手い。
特にファルセット(裏声)が素晴らしい。
僕は裏声が美しいシンガーが大好き。
ブライアン・ウィルソンもフランキー・ヴァリもエディ・ホールマンも大滝さんも達郎さんもそうですし。

そう、ひろさんも健一さんもこの世にはいないのですね。
う~ん。


さて、前置きはそれまでにして。

『君と夏と僕のブルージーン』は3連のミディアムバラード。

イントロのタメの効いたドラミングから良いです。
もちろん叩いているのは彼らの専属ドラマー兼プロデューサーの岡井大二氏。
この方は日本の伝説のプログレバンドとして有名な四人囃子のメンバーでもありますね。
僕も大好きです。
岡井氏も惚れこんだ才能だと判ります。
L⇔Rの音作りは一癖も二癖もあってソングライティングは健一さんが主導権を握っていたと思いますが、アレンジ面はプロデューサーの岡井氏の手腕に追うところも多かったのではと思います。
まさにビートルズに於けるジョージ・マーティン的な存在と言うか。
フリッパーズギターでの吉田 仁氏の役割というか。
それはそれとして。

岡井氏のダイナミックなリズムで物語が雄大に音のスクリーンにて展開されていきます。
胸をせつなく締め付けるサビからこの曲は始まります。
このメロディを聴いているだけでもう泣けてきそう。
何回聴いても聴き飽きないです。
そして伸びやかな健一さんの歌唱。
明瞭な発音、豊かな声量。
爽やかなトーン。
この曲のテーマは在りし日の青春の一ページという感じで。
ノスタルジックでポップな楽曲の世界観に健一さんの唄声は実にお誂え向きであります。
サビが終わってAメロではテンポが変わります。
ここで恋するふたりのエピソードがファルセットの唄で綴られていきます。
そして実弟の秀樹さんの繊細なハーモニー。

2コーラス後の間奏へ移行すると、
BB5のペットサウンズ~Good Vibrationなムードがアダプトされていて、
それが取ってつけたような不自然さが無いのが天晴。
エルアールもビーチボーイズも兄弟バンドでしたね。

鐘の音と晴れ晴れとしたコーラスで終わるエンディングも素敵じゃないか。




このライブ映像も素晴らしいですね。
演奏もイイですが、客席に映るオーディエンスの表情。
見た目も特に派手ではない大衆の男の子や女の子たち。
みんながそれぞれ、思い思いにこの曲へ熱心に耳を傾けているのが判ります。
こうしたファンに広く愛されていたのだと思います。僕も含めて。
バンドへの気持ちが伝わってきて、感激してしまいます。

重ね重ね、エヴァ―グリーンな輝きに満ちた名曲中の名曲なり。


このシングルCDは3曲入りで、
2曲目は『AMERICAN DREAM』。
『君と夏と~』同様、アルバム『LAND OF RICHES』収録曲。
このアルバムのテーマはずばり《アメリカ》だと思いますが、
それをテーマに作られたと思しきミディアムテンポの一曲。
大国が生み出した、芸術、文学、音楽、映画などなど、ポップカルチャーへの憧れと幻想が3分のモダンなサウンドと共に歌われています。
どこかミステリアスなムードを湛えて。
この曲でも健一さんのファルセットが効果的に響いています。

3曲目はアルバム未収録の『BOTH SIDES NOW』。
L⇔Rはシングルのリリースにもこだわりがあって、
ビートルズの英国盤のように、アルバム未収録曲を入れていました。
チェンバロが清らかにフレーズを奏でるイントロからのドリーミーなナンバー。
二分少しのソフトロックな小品ですが健一さんの音楽センスが光ります。
フェイドアウトが急なのですが、もしかしたら元々はもっと長尺だったのか、それとも本当に短い曲だったのか。謎めいた余韻を残す魅惑の一曲。

シングルとしては当時在籍していたポリスターでの最後でした。
そしてキーボード兼コーラス担当の紅一点、嶺川貴子さんもこの作品で脱退。
嶺川さんソロとして、現在も活動してますね。
そしてバンドも、
ポニーキャニオンに移籍してますます活動が栄えていったのは御存じのとおり。

当時は気が付かなかったのですが、
プロデューサーには岡井大二氏と、もう一人、牧村憲一さんが名を連ねていました。

ご存じ、シュガーベイブの二代目のマネージャーであり、
その後、大貫妙子さん、竹内まりやさん、細野晴臣さん、加藤和彦さんのマネージメントを務める方です。
そしてその当時はフリッパーズギター~コーネリアス~トラットリアも担当されていました。
エグゼクティヴ・プロデューサーは朝妻一郎氏。
高橋ひろさんも朝妻一郎さんが関わっておられてましたし。
こうした大きな日本のロック史の流れの中で、脈々と連なる非凡なポップミュージックの見えざる線の果てに、L⇔Rもしかるべき位置で素晴らしい音楽を残していきました。


『君と夏と僕のブルージーン』《PSDR-5041》〈作詞・作曲:黒沢健一/編曲:L⇔R、岡井大二〉(04’35’’)【1993】


LAND OF RICHES

LAND OF RICHES

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポリスター
  • 発売日: 2017/02/08
  • メディア: CD



LOST RARITIES

LOST RARITIES

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポリスター
  • 発売日: 2017/02/08
  • メディア: CD



L⇔R live at Budokan

L⇔R live at Budokan"Let Me Roll it! tour 1996" [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



シングルス・アンド・モア

シングルス・アンド・モア

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポリスター
  • 発売日: 1994/12/01
  • メディア: CD



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『千年メダル/↑THE HIGH-LOWS↓』 [邦楽ロック/90年代]

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押忍!


でーす。

昌夫でーす。

恙なく千回を突破しまして、センイチさんのセンロック。
いのち、ふくらまそう。

今夜も“1000”という数字に因んだシングルをもういっちょ、ヨロシクぅ!

↑THE HIGH-LOWS↓で『千年メダル』を紹介します。
勿論アナログです。

1998年4月リリース、彼らの9枚目のシングル。
ジャケットのヒトシマツモト画伯による甲殻類なイラストもごっつええ感じなり。
女性アイドルのQlairには『恋のメダリスト』という曲があったっけ。


これは実に素敵なラブソングですね。
ロックンロールが創り出せる最高の愛の歌です。
90年代、いやロック史に残るラブソング。
甲本ヒロトさんの歌詞の素晴らしさ。

永遠の誓いも、十字架の前での約束も出来なければ、
守れそうな約束と気の利いた名セリフを思い着こうとする男の潔さ。
そんなありふれた、ちっぽけな男が魅せる最大の愛のメッセージが、
弾力と硬質さを兼ね備えたロックンロールの演奏に乗せて展開されます。
込み上げるメロディの躍動感。
無邪気で無意識過剰な彼の歌声のパワー。
盟友、マーシーの弾くエレキギターの轟音と快音。




♪ ラーラ ラッラー ラララ  ラッラー

B面は『ジョーカーマン』。
こちらも甲本ヒロトさんの詞曲。
シンプルなメロディと演奏。
60年代のキンクスっぽくてイイですね。

ブルーハーツ、ハイロウズ、そして現在はクロマニヨンズと、バンドは違えどロック&ロールで転がり続けている彼らの姿に感銘を受けます。

近年はモノラルのサウンドに拘ったり、アナログ盤でも装丁を1960年代に見られたフリップバックのE式盤にしたり、ますますプリミティヴなロックに回帰しているようです。
ちなみにこのシングルもジャケットはこの仕様でした。
定価は1020円!素晴らしい。リーズナブル!


僕もシングル盤に千年(専念)していきたい所存です。


『千年メダル』《KTKR-9051》〈作詞・作曲:甲本ヒロト/編曲〉(04’41’’)【1998】


ロブスター

ロブスター

  • アーティスト: THE HIGH-LOWS,甲本ヒロト,真島昌利,金子飛鳥,HARUKI SATO
  • 出版社/メーカー: キティ
  • 発売日: 1998/05/08
  • メディア: CD



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『A Thousand Miles Away/William Hart』 [ソウル/80年代]

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押忍!

ときは平成19年(2007年)の夏の終わり、第一次安倍内閣時代に開始されたブログ《03’54’’》も今回で1000回を迎えました。
前回の『銀河鉄道999』が999回目でした。

今年の8月で丁度、10年。
現在は第二次安倍内閣。
世情は順調に悪くなる一方。
それはそれとして。


とにかく1000回。
アッコさんじゃないけど、いいかげんに千回です。
ときには良い加減に、またときにはいーかげんにやって来ましたブログ。
晴れの日も雨の日も。

始めてから5~6年は比較的にハイペースに更新してましたが、
三重から大阪に引っ越してからは若干更新が滞って来ました。
山奥から都会に出ると、とかく誘惑が多いモノで。
ライブや映画に出かける機会も増えたし、仕事も忙しくなりました。
さらに年を取って。
変わったこともありますが、変わらないことも多く。
収入もあんまり増えないし、
未だに独身のソロ活動。
まぁ、イロイロありますが、シングル盤を相変わらず買い続けています。
変わったと云えば、レコードをめぐる事情は大きく変わりましたね。
ホントに売れているのかは甚だ疑問ですが、
とにかくメディアが騒いでいるのは間違いありません。
値段が高くなっているのも間違いありません。
シングル盤を集め出したのが、90年代の終わり。

三日坊主の僕がブログを続けられるのも、シングル盤ひいては音楽が好きだからです。
レコードを聴くのも楽しいですが、
探すのも楽しいですよね。
オークションで手に入れるのもイイですが、
中古盤屋のシングル盤売り場でサクサクして、欲しかったブツに出会った時の感激は言葉に出来ません。
まぁ、見つからないで徒労に終わることの方が、圧倒的に多いのですが。
つい先日も大阪のディスクユニオンで探していたシングル盤をとっても安くゲット出来ました。
嬉しかったなぁ。
そんなことを自慢する相手はいなくて、このブログにぶつけている訳ですが。

でも特に最近ですが、このブログへのアクセスが増えてた、らしいです。
一時期は減ってた、らしいのですが。
最近の音楽ブログのランキングでは10~20位あたりを推移している、らしいのです。
ホントかよ。
これまではだいたい30位以下でした。
まぁ、アクセス数なんて、鵜呑みにするほど馬鹿ではありません。
だって数か月いや、一年近く放置されたブログが僕よりも上位にランキングされたりするんですから。
臍で茶を沸かすぜ!
まぁ、アクセスは無いよりあった方がいい程度で。
そして、niceの数。
このブログのどこを気に入って押して下さるのか。
褒めて下さったって、逆さにしても鼻血も出ませんぜ。

こんなご時世に未だにブログをやっている時代遅れです。
ツイッターはあんまり。
傷つくだけです。

ときどき、
過去の文章を読み返してガッカリすることの多い僕です。
書いた覚えのないことばかり、
読み返して初めて知る内容ばかり。
誤字脱字ばかり。
“てにをは”も間違えてばかりで、後から何度も訂正するばかり。
捗々しいですね。
ホントは僕じゃない誰かがアカウントを乗っ取って更新しているのかも。
それはそれでご苦労なコトです。
と、責任転嫁。
今のところ炎上したり訴えられた事が無いのが幸いです。
こんな場末のポンコツブログなんて誰も相手にしないでしょうし。

まぁ、愚痴はこのへんで。
ブログにブックマークをしてご覧くださってLa La means THANK YOU。
そして、魔が差して、何かの間違いでクリックして、どういう訳か検索に引っかかってたどり着いた方にはご愁傷様。
暇つぶしになったでしょうか。

一番感謝しているのはブログにジャケットをアップするときに使用しているスキャナーです。
愛機、HP Photosmart C4175 All-in-One くん、ありがとう。
あなた無しでは成り立ちませんでした。
大した故障もなく、
マックからウィンドウズに変わっても変わらずに動作してくれてます。
スキャナー、好きやなぁ。
なーんて。
so-net.さんも多少の不具合はありますが、お世話になってます。
これからも宜しゅう。おおきに。



という訳で、シングル盤を紹介しましょう。
“1000”に因んで。
『1000年女王』は素通りしまして(またの機会に)今回は、
A Thousand Miles Away』です。
邦題は『思えば遠くへ来たもんだ』(ウソ)。
Doo-Wapの黒人コーラスグループグループ、ハートビーツが放った名曲。
楽曲もメンバーのヴォーカリストの James Sheppardが作曲。
これをデルフォニックスのウィリアム・ハートがカヴァー。
1982年のソロ名義のシングル。
フィラデルフィアから愛を込めて、
ハート仕掛けのスウィートなバラード。
オリジナルは素朴な歌と演奏ですが、ゴージャスなムードに仕上げられています。
イントロから胸の高まりを抑えられません。
実にムーディでメロウ。
スウィートソウル真っ只中でウィリアム・ハートは得意のファルセットで歌い上げます。
アレンジを手掛けるのはJACK FAITH、フィリー系の歌手やグループのレコーディングに編曲家、サックスやフルートの奏者として数多く参加していた方です。



1000マイル離れた恋人への優しいラブソング。
楽曲の良さがゆったりと心に沁みこんで行く素敵なカヴァーバージョンです。


B面はウィリアム・ハートのオリジナルソング『My words fell love in with music』。
アレンジも彼自身が担当。
歌詞がメロディと恋に落ちる。
テンポの速いシャッフルのリズムが軽快なナンバー。
キャッチ―で下世話なメロディとファンキーな演奏も楽しい。
大人の夜へ誘います。
低い声とファルセットの両刀使いで遊び心たっぷりに歌います。


両面ともプロデュースはウィリアム・ハートによるもの。


さぁ、次は2000回を目指したいと思います。
10年以内に出来るかな。
そのときには達郎さんのあのシングルを取り上げようかな。

その為にもこれからはもう少しペースを上げて更新しようと思います。
まだまだ取り上げたいネタはいっぱいありますし。

Yes, We are Singles !

『A Thousand Miles Away』《SS11982》〈Written by Sheppard and Miller〉(03’34’’)【1982】

La La Means I Love You / Sound Of Sexy Soul

La La Means I Love You / Sound Of Sexy Soul

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: KENT
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: CD



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『銀河鉄道999/ささきいさお、杉並児童合唱団』 [アニメソング]

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オッス、オラ、悟空!
じゃない、星野鉄郎。

今回の《03’54’’》は『銀河鉄道999』に停まります。

70年代後半から80年代初頭に放送された、
松本零士先生の原作のアニメーション。
現在でも根強い人気を誇ります。

亡き母の遺志を継いで、永遠の命、機械の体を手に入れるために、
銀河鉄道999に乗り込んだ少年と、オードリィ・ヘプバーンの声によく似た謎の金髪美女とのローカル線のきまぐれ道中。(否!)
“999”と書いて、“サンキュー”と読みます。
(ウソ!)

小学校低学年の頃よく放送を観ていました。
銀河鉄道の夜』を観る前の話。
劇場版のゴダイゴの曲の方が有名ですが、
テレビ版を取り上げます。

別れの3月から出会いの4月へ、
新天地へと通学や通勤に交通手段が変わった方へ、このテーマソングをご紹介しましょう。

A面はオープニングの『銀河鉄道999』。





果てしなき銀河への旅を誘うロマン溢れる楽曲。
歌うのは大御所、ささきいさおさん。
まさに功しい、雄々しい歌声にうっとり。
何万光年にも届きそうな低くダンディなトーンです。
そして対する杉並児童合唱団のみんなの無垢なコーラス。
キラキラと瞬く星々のよう。
歌詞は橋本 淳先生。
物語の世界観やメッセージを限られた行数に凝縮する手腕、見事です。
そして作曲は平尾昌晃氏。
まさにこれから始まるドラマの幕開けに相応しい、劇的な旋律。
こちらも非の打ちどころのない雄大なメロディ展開。

さらに特筆すべきは青木 望氏の編曲。
華麗なるオーケストレーション。
楽曲に永遠の命を吹き込む華麗なるサウンド。
テレビサイズでは聴くことが出来ませんが、実はイントロはもう少し長くて、
竪琴の一瞬のフレーズとドラムブレイクではじまり、ミステリアスな雰囲気を高めるストリングスの演奏が始まってから、実際のテレビ版のテーマが聴こえてきます。
これが素晴らしい。
贅を尽くした音の広がりを楽しめます。

B面は『青い地球』。
こちらはエンディングテーマ。
物語の余韻に浸れるような、ゆったりとした子守唄のような母に捧げるバラード。
オープニングと同じ歌手と作家陣による楽曲です。




こちらもとにかくイイ曲。
平尾先生凄い。
旅を共にする女性、メーテルに亡き母の面影を見出す鉄郎、
彼の愛する母の想いを綴った橋本先生の歌詞もイイですね。

♪母上さま~

これは一休さんでした。失礼。


ヤマトのエンディングで珠玉の名曲『真っ赤なスカーフ』同様、ささきいさおさんの独壇場。
合唱団のチビッ子たちのハーモニーもキラリ。
こちらもテレビサイズでは聴けない魅惑のイントロも聴きどころ。
青木 望氏のアレンジ技が冴えまくり。
万感の思いを込めて響く、口笛の哀愁の音色も秀逸ですね。



パラフィン紙のごとくに薄っぺらい今のアニソンの・ようなものには望むべくもない豊かな時代の産物です。


さて、今回はこのアニメのテーマソングを紹介しましたが、それは何故か。
何故なのか。
まぁ、どーでもイイことですね。

次回、《03’54’’》は『1000年女王』に停まりま・・・。


『銀河鉄道999』《SCS-433》〈作詞:橋本 淳/作曲:平尾昌晃/編曲:青木望〉(03’20’’)【1978】


銀河鉄道999 SONGS&OTHERS

銀河鉄道999 SONGS&OTHERS

  • アーティスト: ささきいさお,ゴダイゴ,モスクワ・インターナショナル・フィルハーモニー・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2001/08/18
  • メディア: CD



「銀河鉄道999」放送30周年記念作品 銀河鉄道999 ソングコレクション

「銀河鉄道999」放送30周年記念作品 銀河鉄道999 ソングコレクション

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2008/09/09
  • メディア: CD



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