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『ドアをノックするのは誰だ?(ボーイズライフPt1:クリスマスストーリー)/小沢健二』 [フリッパーズ]

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こんばんは。
今夜はオザケンの登場です。
90年代を代表する日本のポップアルバム『LIFE』。
色褪せるコトの無いキラキラした青春のアルバム。
まるで熱に浮かされて作ったかの様な独特の高揚感に充ちたアルバム。
“イノセンス”と“グロ−イングアップ”。
50年代に生まれたロックンロールの永遠の命題を90年代の自由で寛容な音楽文化の中で構築した名盤。小沢健二と云うユニークなパーソナリティの溢れんばかりの情熱と詩人としての非凡な透明感。
このアルバムから沢山のシングルが切られました。まるでマイケル ジャクソンの「スリラー」みたいに。
その中の一枚。
『ドアをノックするのは誰だ?』
副題に「クリスマス」の言葉が入っているように、この12月の初めのムードが感じられます。

服部隆之氏の軽快なオーケストレーションのイントロ。
エリック ジャスティン カズの「COME WITHE ME」という曲のリズムパターンを引用してますね。
タイトルはマーティン スコセッシ監督の同名の映画から。
どちらもニューヨーカーですね。
止めどなく饒舌な口語体による歌詞のリアリズムが新鮮ですよね。
とっても軽やかで颯爽とした文体。
彼独特の甘い声質でフレンドリーに語りかける歌唱法にお嬢さんもお姉さんもノックアウト!
思いっきり客観性を無視した様な、唯我独尊なラヴソングですがここまで突き抜けてしまえば嫌みを言う気も起こらないですね。そのくらいのパワーを持った音楽。
真城めぐみさんのコーラスも忘れてはならない魅力です!

サビのメロディへの歌詞の載せ方は実にユニークですね。

♪誰かにとって 大切な 君を
 マーク外す 飛び込みで 僕は サッと 奪い 去る

様々なジャンルの楽曲から引用してもそれは彼の詩を魅力的に響かせる為の手段のひとつに過ぎない云う気がします。オザケンはメロディを引用しなくても曲は書けるのだと思いますけど、引用した方が効果的なコトもあるのでしょう。面白ければオッケーみたいな。
この曲の独特のリズムに乗って歌われるメッセージはこの上なくハッピーです。
サビのリズムに乗って手を叩いたり、左右の肩を交互に揺らすのが定番の振り付けで、ライヴでもオーディエンスと一体になっていました。

♪たぶん このまま 素敵な日々が ずっと続くんだろ

あのときにはそう思えて仕方が無かった。
でも実際は続きはしないコトを今はよく知っている。
だから美しいのかも。



あれから14年なのですね。
この映像でのライヴを音楽仲間の女の子と観に行った覚えがあります。
とにかくポジティヴ オーラ全開バリバリで戸惑った覚えがあります。
オザケン王子の時代なんだと思いました。
スカパラやヒックスヴィルと云った御機嫌で頼もしいメンツを従えて怖いモンなし。
今見返しても眩しい光景です。

カップリング曲の紹介。
二曲目は『ドアを〜』のライヴ音源。
アルバム発売後の渋谷公会堂、現CCレモンホールでの演奏を収録しています。
大所帯のバンドに加えて服部氏のオーケストラも加わってのゴージャスでところ狭しな渋公のステージ。
絶頂を迎えるオザケンと仲間達の熱いテイクを聴くことが出来ます。8分にも及ぶ演奏。
まさにジャニーズアイドルのライヴの様な雰囲気でした。黄色い声援の嵐!
僕はこのときのライヴを体験しています。

何故そう確信出来るか、云いますと、次の曲、
「ドアをノックするのは誰だ(ドアノック失敗!)」
を目撃しているからです。
この曲?もライヴ音源ですが、歌い出しを間違えた模様が収録されているのです。
歌詞を間違えて演奏を止めようとするオザケン、更に沸き立つ子猫チャン達。
帰ろうとするオザケン。
ハプニングに遭遇して大盛りあがりでしたね。
二曲目の音源は歌い出し失敗後のやり直しの演奏なのです。
この日のライヴではスチャダラパーもゲストで登場して『ブギーバック』を歌ってました。
懐かしい。

四曲目はカラオケ。

オザケンの音楽活動は寡作でしたが、同じ作風の作品は殆ど作らなかったと云えます。
シングルごとにアルバムごとに手を替え品を替えジャンルを変えて来ました。
そしてもう「LIFE」の様な音楽を創るコトは無いでしょうし、彼の作る次の音楽を聴くコトも無いかもしれません。

ホントにサリンジャーみたいな人でしたね。

『ドアをノックするのは誰だ?』《TODT-3481》〈作詞・作曲・編曲:小沢健二〉(6’19’’)【1995】



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都市色

>Lo-fiさん、niceありがとうございます!
by 都市色 (2008-12-23 01:18) 

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