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『八月の匂い/鈴木 茂』 [邦楽ロック/70年代]

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こんばんは。
もう八月、早いですね。
という訳で、この一枚。
鈴木 茂さんのファーストソロアルバム「BAND WAGON」からのシングルカット、
「八月の匂い」。
はっぴいえんどの3rd「HAPPY END」に次ぐ、アメリカはLAでの録音。

単身でハリウッドに乗り込み、70年代当時、勃興するサンフランシスコ周辺のベイエリア ファンク シーンの凄腕ミュージシャンとの折衝、いやセッション。
ソリッドかつ躍動感溢れるギタープレイと一体感のあるバンドアンサンブル。
プレイヤーとして、コンポーザーとして、そしてアレンジャーとしての才能も開花する、
日本のロック名盤屈指の一枚「BAND WAGON」。

さて、「八月の匂い」。
空に弾けるようなスライドギターの音色が印象的なイントロ。
スライドギターの名手の面目躍如。
艶っぽくルーズなメロディとの陽気な16ビート。
ベースがサンタナバンドのダグ ランチ。
ドラムはタワーオブパワーのデヴィッド ガリバルディ。
ピアノはリトルフィートのビル ペイン。
ギターだけではなくバンド自体のアンサンブルもカッコいいですね。
ホーンセクションの響きも良いし、ビル ペインのニューオリンズ風な鍵盤の鳴りもグッド。
まさにメジャーリーグ級な演奏に負けないサムライニッポンな電撃六弦演奏。
そして、ヴォーカリストとしての茂さん。
ちょっと気障でやさぐれた唄いっぷり。
うだるような夏の暑さの中、男女間のシニカルなやりとりを描写した松本 隆さんの歌詞を巧みに表現しています。

http://youtu.be/gMIvx9bJ4T4

なんとなくチンピラ風な茂さん。

B面は「スノー エキスプレス」。
アルバムに収録されている二曲のインストのうちの1曲。
クールでファンキーな演奏が楽しめます。
雪の中を列車が走っているようなイメージでしょうか。
ワウギターの鋼のようなフレージングと軽快なリズム。
リトルフィートのリズム隊、リッチー ヘイワード&ケニー グラッドニーのタイトな16ビートがグイグイと突進して行きます。
ドラマーのリッチー ヘイワード氏は昨年お亡くなりになりました。
ビル ペインのウーリツァーのソロのキラキラした響き。
雪夜を照らす列車の明かりの様に。

この曲は90年代にクラブでDJが流しているのを何度か見かけました。
もう1曲のインスト曲「ウッド ペッカー」はかせきさいだぁ三にサンプリングされました。
ジャパニーズ レアグルーヴ。

結局、鈴木 茂さんのディスコグラフィの中に於いて、アルバム全編でエレキギターを弾きまくっているのはこの一枚だけです。アレンジャー志向の強い茂さんの性なのでしょうけれど、ファンとしては今一度、もう一度、ギターを全面にフィーチュアした歌ものアルバムを期待したい所存です。
作詞は勿論、松本 隆さんで。

『八月の匂い』《PW-545》〈作詞:松本 隆/作曲/編曲:鈴木 茂〉(03’38’’)【1975】


BAND WAGON 2008-Special Edition-

BAND WAGON 2008-Special Edition-

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: NIPPON CROWN CO,.LTD.(CR)(M)
  • 発売日: 2008/04/23
  • メディア: CD


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コメント 1

都市色

>うっちさん、NICEありがとうございます!
by 都市色 (2011-09-03 20:27) 

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